5月18日、東大阪市・花園セントラルバファローズスタジアムで行われたウエスタン・リーグ公式戦、オリックス対中日の10回戦は、投打の両面で精彩を欠いたオリックスが0対7で大敗した。
オリックスの先発は田嶋大樹投手。初回から制球を乱す場面が目立ち、1回表にモヤ選手の2ランと近藤弘基選手の適時打で3点の先行を許す苦しい立ち上がりに。2回表にも四球と守備の乱れが重なってピンチを広げると、1,3塁の状況で中日にディレードスチールを決められて4点目を失い、この回限りでマウンドを降りた。
2番手の吉田凌投手も、3回表に甘く入ったボールを近藤選手に捉えられて2ランを被弾。7回表には4番手の荒西祐大投手がモヤ選手にこの日2本塁打目となるソロを浴び、0-7と大量ビハインドを背負ってしまう。
打線も中日の先発・山本拓実投手を前に8回まで無得点に抑え込まれ、なかなか反撃のきっかけをつかめず。9回もマウンドに上がった山本投手に対して意地を見せたいところだったが、絶好調の右腕を最後まで攻略できず、3者凡退に抑えられてしまい万事休す。試合は0対7でオリックスが完敗を喫している。
先発の田嶋投手は、初回・2回ともに味方のミスがその後の失点につながるなど守備にも足を引っ張られ、2回4失点と試合を作れず。3番手の鈴木優投手が4イニングをパーフェクトという完璧なピッチングを見せたのは明るい材料だが、それ以外の3投手はすべて失点。打線も最後まで得点を挙げることができず、投打ともに振るわなかった。
123456789 計
中 312000010 7
オ 000000000 0
中○山本拓実
オ●田嶋大樹-吉田凌-鈴木優-荒西祐大
文・望月遼太
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