5月16日、東京ドームで行われる楽天と北海道日本ハムのカード最終戦。15日の試合では、楽天が8点差をひっくり返し、4時間40分の熱戦をサヨナラ勝利し、カード成績を五分に戻した。一方、北海道日本ハムはリードを守りきれず手痛い敗戦となっただけに、チーム勢いを取り戻したいところ。
【今季対戦成績】
楽天→5勝3敗、北海道日本ハム→3勝5敗
【楽天】辛島航投手 6試合3勝0敗 33回 29奪三振、防御率4.09
【北海道日本ハム】加藤貴之投手 9試合1勝3敗 21.2回 15奪三振、防御率4.57
楽天の先発は辛島航投手だ。8日の福岡ソフトバンク戦では、4回7失点と試合を作れず。それでも打線が大逆転勝利を決め、黒星はつかなかった。15日も打線が鮮やかな逆転劇を演出したが、今度は自身の投球で4勝目を手繰り寄せたい。
対する北海道日本ハムの先発は加藤貴之投手だ。9日のオリックス戦では3回2失点で敗戦投手となっているが、楽天相手には3試合に登板し、防御率0.00の好投を続けている。ここまでオープナーとしての起用がメインとなっているが、流れを引き寄せる投球を見せたいところだ。
楽天打線ではもちろん、ブラッシュ選手に注目したい。15日の試合では2本塁打を含む6打点の大暴れ。5月は11試合で7本塁打と、もはや手がつけられない状態となっている。助っ人の完全覚醒で、カード勝ち越しを決めるか。対する北海道日本ハム打線では大田泰示選手に注目だ。15日の試合では、2打席連続本塁打とその打棒を遺憾なく発揮した。4月から好調を維持する脅威の2番打者は、勝利を決めるアーチを描けるか。
文・吉田貴
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