「さすがに心のダメージが凄かった」も「昨日の12時で切り替えました」
■楽天 4-3 福岡ソフトバンク(9日・楽天生命パーク宮城)
福岡ソフトバンクのドラフト1位ルーキー甲斐野央投手が、10日の千葉ロッテ戦前の全体練習終了後、プロ初黒星から一夜明けた心境を語った。
投手が練習する外野から工藤公康監督とともにベンチに引き上げてきた甲斐野。前夜のサヨナラ負けに「さすがに心のダメージが凄かったです」と正直な気持ちを打ち明けた。それでも「昨日の12時(24時)で切り替えました。忘れることはないですが、先輩方にも『やり返すチャンスはいくらでもある』とアドバイスして頂きました」とさばさば。
「昨日ダメだったとしてもまた試合が来る。プロはそれが当たり前。大学時代にはなかったことで、疲れもありますが徐々に慣れてきています。それを言い訳にはしたくない」と話す。練習の途中からは工藤監督が外野エリアの甲斐野のもとに足を運び、長い時間アドバイスを送った。「打たれたことよりも準備を大事にしていこうと言われました」という甲斐野は「今は早く投げたいです」と前向きに語っていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
記事提供: