指揮官は匿名で4投手に“当確"ランプ「明らかに我々のブルペンに入っている」
埼玉西武からパドレスに移籍した牧田和久投手が初のメジャーキャンプで順調に調整を続けている。26日(日本時間27日)には2度目のフリー打撃登板を行い、マイナー選手が相手ながら「高め(の球)はやっぱり(バットとの)接点はないなと思います」と、アッパースイングが多い米国の打者との相性の良さを再確認。アンディ・グリーン監督は匿名で救援4投手のブルペン入り“当確"を明らかにしたが、MLB公式サイトはその中に牧田投手も含まれていると予想している。
同サイトが「パドレス春のブルペンは希望で溢れている」と題した特集記事。ベンチ入りの25人枠のうち、パドレスが開幕後に救援投手の数を7人にするか、8人にするかはまだ不確定ではあるものの、指揮官が「明らかに、4選手が我々のブルペンに入っている」と明かしたことを伝えた。これを受けて、ベンチ入り「確実」のグループに格付けされたのが、守護神のブラッド・ハンド投手、クレイグ・スタメン投手、カービー・イエーツ投手、そして牧田投手の4人だ。
また、地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」もブルペンの特集記事を組み、「左腕のブラッド・ハンド、右腕のカズヒサ・マキタ、クレイグ・スタメン、そしてカービー・イエーツ。彼らは、もし最終的に先発から外れた場合にブルペンに加わることになる左腕のマット・ストラムと共に、実質計算できる選手たちなのである」としている。
MLB公式サイトの寸評では「パドレスのクローザーはハンドでシーズンを迎える。しかし、彼らは必要とあらば躊躇なくハンドを9回前に登板させるだろう。一方でイエーツ投手とスタメンは自身の居場所を獲得した」とメジャー経験のある3投手について分析。その上で、“絶滅危惧種"のサブマリン右腕については「マキタはオフシーズンに2年契約を結んだ。パドレスは彼のサブマリン投球がビッグリーグの打者を相手にどう機能するのかを見るだろう」と予想している。
順調にいけばセットアッパーを任されると見られている牧田投手。開幕メジャーは「確実」なだけに、独特の軌道を描くボールで結果を残し、その立場を確固たるものにしたいところだ。
記事提供: