石川は8回4失点の粘投も勝てず、井口監督は打順の再考も示唆
■北海道日本ハム 4-1 千葉ロッテ(5日・ZOZOマリン)
千葉ロッテは5日、ZOZOマリンスタジアムで行われた北海道日本ハム戦に1-4で敗れた。
千葉ロッテは開幕投手・石川が、今季初勝利をかけて、今季5試合目となる先発マウンドへ。しかし2回、1死満塁から9番・清水の三塁ゴロと1番・西川の2点左翼適時打で3点を先制されると、打線は4月13日の試合で、5回無失点に抑えられた北海道日本ハム先発・バーベイトの前に5回2安打7三振。150キロ近くの動くストレートと多彩な変化球、特に追い込まれてから外角低めに制球されたスプリットに千葉ロッテ打撃陣は翻弄され、2回にレアードが放った10号ソロ本塁打で1点を返すにとどまった。
3回以降、北海道日本ハム打線を1安打に抑えてきた石川だったが、味方打線の援護なく迎えた7回。2死一塁から2点適時打を打たれている西川に、左翼前へポトリと落ちる適時安打を打たれ、終盤に大きな1点を失った。その後、前日4日は終盤反撃した打線もこの日は沈黙。石川の粘投実らす1-4で敗れた。
試合後、井口監督は「石川はしっかり投げてくれた」と、今季最長の8回118球4失点を投げた開幕投手を労った。しかし、ここまで打率.188の藤岡を外した打線について話が及ぶと「レアードの一発だけ。なかなか繋がらなかった」とその表情は厳しいもの。「(荻野)タカシもちょっと落ちてきている」と、固定されつつあった1番打者を含めて、打順の再考を示唆していた。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)
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