若手と新顔が躍動する「球春みやざきベースボールゲームズ」開幕。初戦の戦いぶりを振り返る

パ・リーグ インサイト

2018.2.27(火) 21:29

楽天

VSオリックス
昨季、自身初の2桁勝利をマークした美馬投手が先発マウンドに上がった。新背番号「15」のユニホームをまとい、3回を無失点と上々のピッチングを見せている。

「初回は思い通りの投球ではなかったのですが、徐々に思うように投げられるようになりました。フォークに関しては、そこそこいいところにいっていたように思ったのですが、振ってもらえなかったので、バッター相手に投げて修正が必要ですね」とのこと。

しかし4回から登板した古川投手が4失点。内田選手の3ランと下妻選手の同点打で一時同点に追い付くものの、試合は4対5で敗れた。

埼玉西武

VS斗山ベアーズ
先発の武隈投手が4回3安打無失点と、先発として結果を残した。5回からはルーキーの伊藤投手、平井投手、豊田投手の3投手が8回まで無失点に抑える投球を披露する。

埼玉西武打線は初回、浅村選手の中前適時打を皮切りに3点を挙げ、5回には、山川選手の先頭打者本塁打で追加点を挙げると、7回にも外崎選手の適時打でダメ押し。13安打の猛攻を見せ、10対1で快勝した。

武隈投手は「今日は4回投げられたので、次は5回は投げられるようにやります。僕は肩ができるのが早い方なので、中継ぎの入り方と違い初回抑えぎみに入った(6割~7割程度)。これではダメでしたね。今は試行錯誤して次の登板まで入り方を探りたい」、

「先発でも中継ぎでも投げてくれと言われたところで投げます。欲はないです。今は先発で集中してやっていこうかなという気持ちです。中継ぎは経験がある方なので、すぐに対応できると思います」と語った。

千葉ロッテ

VS福岡ソフトバンク
入団テストを経てチームの一員となった大隣投手が、古巣・福岡ソフトバンクを相手に対外試合初登板を果たし、2イニングスを無安打無失点に抑えて復活をアピール。かつてのチームメイトを相手に元気な姿を見せ、上々のスタートを切った。

そして、同じくテスト入団のぺゲーロ外野手が9回に見事な勝ち越し弾を放ち、試合は2対1で千葉ロッテが白星を飾った。

オリックス

VS楽天
先発の松葉投手は苦しみながら3回まで要所を締める投球。両チーム無得点のまま迎えた4回、吉田正選手が打った瞬間それと分かる豪快な先制弾を放ち、順調な調整ぶりを示した。

「しっかりと自分のスイングができました。ただその前にミスショットもありました。これから、その一球を一発で仕留められるように一日一日を大切にして、やれることをやっていきたいと思います」とコメントした吉田正選手。腰の手術を経て迎える新シーズン、年間を通したプレーが叶えばはたしてどれだけの成績を残してくれるか。期待が高まるばかりだ。

5回には若月選手が逆方向に2ランを放ち、宗選手、大城選手の連打でも追加点。6回に吉田一投手が同点を許すが、山足選手の好走塁で勝ち越しを決め、そのまま初の対外試合を勝利で飾った。

福良監督は「宗は守備も含めていいものを見せてくれている。これからもプレーの中でいろんなことを覚えていってほしい。(吉田)正尚もいいバッティングをしてくれた。ケガなどがないようにこっちも気をつけながらやっていきます」と振り返った。

福岡ソフトバンク

VS千葉ロッテ
先発の東浜投手は2回無失点で順調な調整具合を見せ付けた。1点を追う8回に、新入団のグラシアル選手の安打とバッテリーミスの間に同点に追い付く。しかし、9回に笠原投手が決勝弾を浴びて試合には敗れた。

グラシアル選手が2安打で対応力の高さをアピール。ただ、サファテ投手、バンデンハーク投手、モイネロ投手、デスパイネ選手などによる外国人枠をめぐる争いは、工藤監督にとってうれしい悩みとなるかもしれない。

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