4月29日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天対千葉ロッテの一戦は、序盤で試合の主導権を握った千葉ロッテが、4対2で手堅く勝利。先発の種市篤暉投手は5回2失点で、うれしいプロ入り初勝利を飾った。
千葉ロッテは2回表、伏兵の一発で先制に成功する。1死から鈴木大地選手と清田育宏選手が連打で出塁すると、続く田村龍弘選手が、楽天先発・近藤弘樹投手の投じた3球目を引っ張ってレフトスタンドへ。「会心です。仙台で初めてホームランが打てました」と喜ぶ第1号3ランで、3点を先取した。
序盤から追いかける展開となった楽天は、4回裏に反撃。先頭の浅村栄斗選手がライトフェンス直撃の二塁打を放つと、続く島内宏明選手が適時二塁打。さらにウィーラー選手が左安でつなぎ、銀次選手の右前適時打で1点差。無死から4連打で追い上げる。しかしその後は、今季初の先発のマウンドを任された千葉ロッテ・種市投手が踏ん張った。
その好投に対し、直後の5回表、千葉ロッテ打線が応える。先頭の荻野貴司選手が中安で出塁すると、続く角中勝也選手が右前に適時打を放ち、4対2とリードを広げた。
2点を追う楽天は、その後4イニングにわたって、千葉ロッテ中継ぎ陣を打ち崩せず。最終回、サヨナラへ望みを懸けるが、千葉ロッテのクローザー益田直也投手が、最後の打者を三振に抑え試合終了。楽天対千葉ロッテの一戦は4対2で千葉ロッテが勝利し、このカードを3連勝で終えた。
勝利した千葉ロッテは序盤に主導権をつかむと、最後まで楽天にリードを許さなかった。先発の種市投手は、5回6安打2四球2失点でプロ初勝利を挙げ、益田投手は3連投で7セーブ目。敗れた楽天は、浅村選手と茂木選手が猛打賞を記録するも、4回以降は本塁が遠い展開が続き、5連敗を喫した。
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