鷹明石、秋山ばりの“バク宙”サヨナラ弾 「プロに入る前からやりたいと…」

Full-Count 藤浦一都

2019.4.25(木) 22:21

サヨナラ3ランを放った福岡ソフトバンク・明石健志※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)
サヨナラ3ランを放った福岡ソフトバンク・明石健志※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

2月に腰の手術「不安でしたが、ここしかないな」

■福岡ソフトバンク 3-0 オリックス(25日・ヤフオクドーム)

 福岡ソフトバンクの明石健志内野手が25日、オリックス戦の延長10回に劇的なサヨナラ3ランを放ち、前監督の秋山幸二氏ばりの“バク宙”ホームインを見せた。

 好投の大竹をこの日も勝たせてあげることはできなかったが、チームはド派手なサヨナラ勝ち。10回表には今宮のスーパープレーがピンチを救い、10回裏には内川聖一が芸術的なバットさばきで無死一、三塁とチャンスを広げた。そして最後に決めたのは明石だった。オリックス・山崎福のスライダーを振り抜くと、打球はライトのポール際に向かって一直線。明石は仲間が待つホームベース手前でくるりと宙を舞った。

「サヨナラホームランを打ったらやろうと思っていました。プロに入る前からですね。小学校の頃から秋山さんのバク宙に憧れて練習していました。でき? まあまあかな。着地でホームベースを踏めなかったので、みんなが『踏め、踏め』って」

 腰の手術に踏み切ったのは2月20日。開幕を2軍施設の筑後で迎えた。明石は「想像以上に早く戻れた。プレーできるようになってからは早めに(1軍に)上げてほしいと思っていた。やっぱり1軍の方がレベルは高いので、その中で慣れていきたかった」とし、腰の状態については「去年1年の状態よりも手術して2ヶ月経った今の方がずっといい。(腰が)抜けそうな感じがない」と語った。それでも最後のバク宙に「ちょっと不安でしたが、ここしかないな、と思って」と笑った。

 2年目の周東佑京や3年目の三森大貴がスタメンに名を連ねる中、16年目のベテランが十分すぎるほどの存在感を示した夜だった。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

記事提供:Full-Count

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