4年目・愛斗のプロ初安打は値千金の決勝打。延長を制し、埼玉西武が連勝

パ・リーグ インサイト

2019.4.25(木) 22:14

埼玉西武ライオンズ・愛斗選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・愛斗選手(C)パーソル パ・リーグTV

 4月25日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと埼玉西武の第6回戦は、延長10回の攻防の末、埼玉西武が9対8で勝利。愛斗選手は「やっとヒットを打つことができました。打点もついてうれしいです!」と振り返るプロ初安打・決勝タイムリーを放った。

 千葉ロッテ・二木康太投手、埼玉西武・相内誠投手の先発で始まった試合は、3回に動いた。3回表、埼玉西武が源田壮亮選手のタイムリーで先制する。しかしその裏、千葉ロッテの3番・中村奨吾選手が6号2ランを放ってすぐさま逆転に成功。5回裏にも荻野貴司選手の1号ソロで追加点を挙げ、3対1と千葉ロッテリードで後半へ。

 追う埼玉西武は6回表、山川穂高選手のタイムリーで同点に追いつくと、続く森友哉選手が3号2ランを放って逆転。6回裏に井上晴哉選手に1号ソロを浴び同点とされるも、7回表に金子侑司選手の犠飛で再び勝ち越すと、続く源田選手、秋山翔吾選手に連続適時打が生まれさらに2点を追加。2イニング連続の猛攻で7対4とリードを奪った。

 このまま負けるわけにはいかない千葉ロッテは7回裏、レアード選手、井上晴哉選手の連続タイムリーで2点を返すと、8回裏に鈴木大地選手がタイムリースリーベースを放って同点に。終盤に打線がつながって試合を振り出しに戻す。

 しかし、7対7の同点で迎えた9回表、埼玉西武の木村文紀選手が、千葉ロッテの守護神・益田直也投手から値千金の2号ソロを放って勝ち越し。埼玉西武が1点のリードを握って9回裏を迎えた。

 ところが、ここでまたも千葉ロッテが反撃した。2死1,3塁のチャンス、一打同点の場面で打席に立った代打・バルガス選手が、値千金の同点適時二塁打。1塁走者の清田選手も本塁を狙うが、ここは埼玉西武が見事な中継プレーで阻止。試合は8対8の同点のまま、延長戦へ突入した。

 埼玉西武は10回表、2死1塁から、この試合に途中出場の愛斗選手がプロ初安打となる適時二塁打を放って勝ち越すと、10回裏を小川龍也投手が3者凡退に抑えて試合終了。

 千葉ロッテと埼玉西武の6回戦は、9対8で埼玉西武が勝利した。先発した相内投手は6回4失点と粘り切れず、後を受けたリリーフ陣も失点を重ねたが、自慢の打線が火を噴き、対千葉ロッテの成績を5勝0敗1分けとした。

 敗れた千葉ロッテは、二木康太投手が4失点、2番手の酒居知史投手が3失点と、継投に失敗。延長10回に唐川侑己投手が勝ち越し打を浴び、打線の追い上げも実らなかった。

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