初回に二塁打、犠打、内野ゴロで先制し「こういう野球をやっていけたら」
■千葉ロッテ 5-2 福岡ソフトバンク(18日・ZOZOマリン)
千葉ロッテは18日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで福岡ソフトバンクと対戦し、今季初の同一カード3連勝を飾った。
初回、この3連戦から1番に座る荻野が、福岡ソフトバンク先発の武田から三塁線を破る二塁打で出塁。今季初の2番起用となった藤岡がきっちり犠打を決め、中村の遊ゴロの間に荻野が生還。「タカシ(荻野)が出て、藤岡も送って、内野ゴロで1点が取れた。こういう野球をしっかりやっていけたら」。井口監督が求める攻めで幸先良く1点を先制した。
同点とされた3回には、ここまで2連勝中だった武田の乱調に乗じた。連続四死球で1死一、二塁とし、角中の右前適時打で勝ち越し。さらに満塁から鈴木が気迫のヘッドスライディングで併殺を阻止する間に追加点。さらに前日17日にはスタメンを外れた加藤の右前への2点適時打で一気にリードを広げた。
先発二木は松田に2本の長打(二塁打と本塁打)を浴びたものの、5回74球2失点で2勝目をマーク。「中5日なんで、なんとか5回までしっかりゲームを作って欲しいと思っていました。2失点はしましたが、しっかり抑えてくれたと思います」と、指揮官も、予定の5回までを投げた二木の投球を評価した。その後はリリーフ陣が好投。種市、酒居、唐川、守護神の益田が各1イニングをしっかり抑えて勝利。連日のリリーフ陣の奮投に「今は投手陣がしっかりゲームを作ってくれている」と、指揮官は満足気な表情を浮かべていた。
これで昨季は負け越している福岡ソフトバンクを相手に同一カード3連勝。本拠地8連戦の最初のカードで最高のスタートを切った井口監督は「(ホームの連戦が)続くので、ゴールデンウィーク前に、まずは借金をしっかり返せるように。(次戦の北海道日本ハムは)前回やられているので、しっかり連勝できるように頑張りたいと思います」と、20日土曜日からの北海道日本ハム2連戦に向けて早くも気合を入れていた。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)
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