【練習試合戦評】中田選手が主将として初アーチ。楽天は若手投手と苦労人の快足が光る

パ・リーグ インサイト

2018.2.23(金) 16:39

支配下に返り咲いた鷲の快足が光る。侍ジャパンはさすがの活躍

7対1と北海道日本ハムがリードして迎えた試合後半、追いかける楽天の中で輝きを見せたのは、途中出場の島井選手だ。島内選手の適時打で楽天が1点を返した6回裏。代走で出番を得ると、すかさず二盗に成功。8回裏には中前打を放つと二盗と三進を決め、快足で試合をかき回した。

7回表から、楽天は侍ジャパンにも選出された高梨投手、松井裕投手らを投入し、それぞれ最後の3イニングスを無失点に抑える。しかし、北海道日本ハム投手陣も危なげなくリードを守り、試合は7対2で北海道日本ハムが勝利を収めた。

楽天の左腕が好投すれば、北海道日本ハムの松本選手も安打を放つなど、侍ジャパンに選ばれた選手たちが存分に活躍したこの試合。他にも楽天の池田投手や今野投手、適時二塁打を放った北海道日本ハムの森山選手など、開幕一軍に向けて奮闘する若手も存在感を見せた。

オープン戦の開幕を翌日に控えた2月23日、楽天が2次キャンプを行っている沖縄・金武町ベースボールスタジアムにて、楽天と北海道日本ハムの練習試合が行われた。

楽天の先発・池田投手が好調に立ち上がるも、4回に北海道日本ハム打線が爆発

試合序盤、最も存在感を示したのは楽天の先発・池田投手だった。まずは初回を3者凡退で立ち上がると、続く2回表、3回表も、力のある直球で北海道日本ハム打線を封じ込める。3イニングスを完璧に抑え、開幕一軍に向けてアピールに成功した。

一方、北海道日本ハムの先発は新外国人のマルティネス投手。2回裏に暴投で1点を失ったものの、2イニングスを投げて被安打1と好投した。続く3回裏には、抑えとして期待されるトンキン投手が登板し、1イニングを無失点に抑えた。

1対0と楽天がリードする4回表、北海道日本ハム打線は、この回からマウンドに上がった濱矢投手を攻め立てる。先頭の岡選手の安打を皮切りに4本の適時打を浴びせると、一気に5点を奪って試合をひっくり返した。

続く5回表も、北海道日本ハムの4番・中田選手が、左翼席に設置された防球ネットを直撃する特大2ラン。今年からキャプテンをも担う主砲が、さすがの打棒を見せ付けた。

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