6日の福岡ソフトバンク戦では6回2失点の好投で初勝利
千葉ロッテの二木康太投手が、12日の北海道日本ハム戦(札幌D)に先発する。6日の福岡ソフトバンク戦で6回2失点と好投し、今季初勝利を挙げた右腕は11日に、今季2度目の登板を前に意気込みを語った。
「ストライクゾーンで勝負ができたことは良かったが、反省点の方が多かった」と、6日の登板を振り返った二木。その反省点について「逆球も多かったですし、もう少しスライダーでストライクが欲しかった」と、制球面での課題を挙げ「追い込んでからのフォークも見られていたので、もっと大胆にまっすぐでインコースに突っ込んだりしても良かったかな」と、攻めの投球への意識を口にした。
今度の相手は北海道日本ハム。チームとしての昨季の対戦成績は9勝15敗1分、その中で二木は2試合に登板。勝敗こそ1勝1敗だが、敗れた8月31日での登板(5回2/3、7失点)が響き、防御率は5.84となっている。
今季の北海道日本ハム打線は、現在はチームメイトとなっている右打者のレアードが抜け、「台湾の大王」こと左打者の王柏融が加入。スタメンに左の巧打者がズラリと並ぶことが予想される。「内野安打とか、打ち取ってヒットになったりとか、自分も印象に残っている」と、二木の中にも「北海道日本ハムの左打者」のイメージは強くある。しかし「(内野安打など)そういうのは切り替えて、引きずらないように行きたい」と、各打者との勝負に集中していく構えだ。
今回、中5日での登板となるが、前回登板後に言い渡され、しっかり照準を合わせて準備を進めてきたという二木。「前回同様、いいピッチングができればと思います」と、難敵相手に気を引き締めていた。
前日11日には、敗れはしたものの開幕ローテーションを争っていた岩下が6回1失点の好投。開幕前には、年下である岩下や種市と開幕ローテを争うことに「初めてなので、なんか変な感じ」と、不思議な感覚を持っていたという二木が、後輩の活躍に触発され、前回同様の好投を見せるか。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)
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