主砲不在の福岡ソフトバンク。中盤の集中打でカードの勝敗を五分に

パ・リーグ インサイト

2019.4.11(木) 21:21

福岡ソフトバンクホークス・上林誠知選手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・上林誠知選手(C)パーソル パ・リーグTV

 4月11日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと北海道日本ハムの第3回戦は5対2で福岡ソフトバンクが勝利。今カードの対戦成績を1勝1敗1分で終えた。主砲不在の打線がつながり、中盤に大きなリードを奪って勝ちを引き寄せた。

 両先発が好投する中、試合中盤に福岡ソフトバンクが大量リードを奪った。4回裏、今季最長となる4回のマウンドに立った北海道日本ハムの先発・加藤貴之投手に対し、2つの内野安打などで2死満塁とすると、7番・上林誠知選手が1,2塁間を破る先制タイムリー。

 さらに、8番・甲斐拓也選手、9番・釜元豪選手にも連続タイムリーが生まれ、福岡ソフトバンクがこの回一挙5点を奪い、試合の主導権を握る。

 終盤、北海道日本ハムも反撃に出た。ここまで福岡ソフトバンクの先発・武田翔太投手にランナーを出しながらも無失点に抑えられていたが、7回表、1死3塁の場面、9番・中島卓也選手のタイムリー内野安打で1点を返す。続く西川遥輝選手もフェンス直撃のタイムリーを放ち2対5。3点差に詰め寄った。

 しかし、その後は福岡ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・甲斐野央投手、守護神・森唯斗投手の継投リレーの前に北海道日本ハムは得点できず。5対2のままゲームセット。試合は福岡ソフトバンクが勝利し、このカードの対戦成績を1勝1敗1分の五分で終えた。

 勝利した福岡ソフトバンクは、主砲・柳田悠岐選手を欠いてくすぶっていた打線がつながり、4回に一気に流れをつかんだ。敗れた北海道日本ハムは、先発の加藤投手が4回途中5失点と試合を作れなかった。

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