埼玉西武熊代、通算100安打到達! 1096日ぶり快音に辻監督「珍しいものが見れた」

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2019.4.10(水) 09:07

埼玉西武・辻監督※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)
埼玉西武・辻監督※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

5回1死で辛島から左翼線二塁打 中継ぎ陣「花束が出るかと…」

■東北楽天 7-6 埼玉西武(9日・県営大宮)

 埼玉西武・熊代聖人外野手が9日、1096日ぶりに安打を放ち通算100安打を達成した。東北楽天戦(県営大宮)で故障の中村に代わって「9番・三塁」でスタメン出場。5回1死の第2打席で辛島から2016年4月8日の千葉ロッテ戦(QVCマリン)以来の安打となる左翼線二塁打を放った。この日は2018年8月25日福岡ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来のスタメン起用となったが、守備機会も軽快にこなし、指揮官の起用に応えた。

 鋭い打球がフェンスに到達し、熊代が二塁まで進むとスタンドは大盛り上がり。ブルペンで戦況を見守っていた中継ぎ陣からは「(通算100安打なので)花束が出るかと思った」とイジられた。リーグ優勝を果たした昨シーズンは試合終盤の代走などが主な出番だったものの、試合前にナインに向けて“訓示”を行い、チームの士気を高めるのに一役買っていた。本職は外野手だが、内外野をこなすユーティリティプレイヤーとして指揮官からの信頼は厚い。熊代は「監督からは『3年間ヒットを見ていないけど、今日見れるかな』と言われました」と試合前の軽妙な?やりとりも明かした。試合前のベンチ裏では栗山にも「打ったら1096日ぶりらしいな!」とプレッシャーをかけられ緊張の面持ちも見せていたが、試合ではしっかりその役割を果たした。

 試合後に辻監督は「珍しいものが見れた」とニヤリ。この日は首の張りを訴えた森に代わって出場していた岡田も三塁打を放っており、「代わりに出るやつもいいね。岡田も見事だった」と伏兵たちの活躍に目を細めていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

記事提供:Full-Count

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