【試合戦評】千葉ロッテがLamigoとの打撃戦を制す。投手陣には課題が残るも新戦力野手が躍動

パ・リーグ インサイト

2018.2.17(土) 16:47

先発・佐々木千隼投手は2回5失点

初回、Lamigoへの声援が響き渡る中で、先発の佐々木投手は中堅手・加藤選手の好守にも助けられ、初回を無失点で立ち上がる。その裏、1番・藤岡裕選手が二塁打で出塁すると、続く清田選手が適時打を放ち、千葉ロッテが幸先よく1点を先制した。

しかし、援護をもらった佐々木投手は続く2回表、本塁打を含む5安打を浴びて5失点。開幕ローテーション入りへのアピールを兼ねた登板だったが、厳しい結果となってしまった。

一方千葉ロッテ打線は、直後の2回裏に3得点を挙げ、すぐさま4対5の1点差に迫る。

井上選手の2ランなどで激しい打撃戦を制す

3回表からマウンドに上がったチェン投手がソロを浴びたものの、その裏、5番・井上選手の適時打で再び1点差に。さらに4回裏、敵失の間に6対6の同点に追い付く。

そして3番手・有吉投手、4番手・成田投手がそれぞれ4回表、5回表の1イニングを無失点に抑え、同点のまま迎えた5回裏。5番・井上選手がバックスクリーンへ2ランを放ち、千葉ロッテが2点の勝ち越しに成功する。

6回表に土肥投手が1点を失ったものの、細谷選手、中村選手の適時打で着実に加点し、10対7と3点リードで迎えた9回表、マウンドには東條投手が上がる。味方の失策も絡んで2点を失うが、何とかリードを守り切り、千葉ロッテが10対9でLamigoに勝利した。

投手陣には課題が残るも新戦力野手が躍動

激しい打撃戦を制した千葉ロッテが、今季初の対外試合を勝利で飾った。藤岡裕選手を筆頭に、ドラフト1位ルーキー・安田選手にも安打が出るなど、新戦力の野手陣がアピールに成功。ここまでの充実した調整具合がうかがえる。

一方で投手陣は9失点と課題が残る結果に。しかし、有吉投手や成田投手といった若手投手が無失点に抑えており、今後に向けて明るい要素も見られた。

多くの若手が熾烈なアピール合戦を繰り広げた初の対外試合。次は誰が存在感を示すか。明日の「アジアゲートウェイ交流戦Power Series2018」2戦目を含めた今後の戦いに期待が高まる。

春季キャンプ期間中の2月17日、「アジアゲートウェイ交流戦Power Series2018 in石垣島」の初戦が開催され、千葉ロッテと台湾のプロ野球チーム「Lamigoモンキーズ」が交流試合を行った。

今年初の対外試合となる千葉ロッテは、先発マウンドに2年目の佐々木投手を送る。また、ドラフト2位ルーキー・藤岡裕選手が1番、同1位・安田選手が4番、新外国人選手が6、7番に入るなど、今季のキーマンとなる新戦力がスタメンに並んだ。

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