2軍降格の千葉ロッテドラ1藤原、痛感したプロのレベル「キレ、高校生と次元違う」

Full-Count 福谷佑介

2019.4.8(月) 11:38

千葉ロッテ・藤原恭大※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)
千葉ロッテ・藤原恭大※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)

6日の福岡ソフトバンク戦で適時打を放つまで12打席連続ノーヒット

 千葉ロッテのドラフト1位ルーキー藤原恭大外野手が7日、1軍の出場選手登録を抹消された。開幕1軍入りを果たした藤原だったが、前日まで6試合に出場して19打数2安打、打率.105とプロのレベルを痛感。7日の福岡ソフトバンク戦の試合前練習後に「生活面、技術面、色々学ばせてもらったので、これを生かしていきたい」と語った。

 高卒ルーキーながら、キャンプから1軍に抜擢され、オープン戦でもアピールを続けた。開幕1軍の切符を掴むと、3月29日の東北楽天戦では「1番・中堅」で開幕スタメン。その第4打席ではプロ初安打となる遊撃への内野安打を放った。

 ただ、そこからは苦戦が続いた。翌30日もスタメン出場したが、4打席ノーヒット。その後も安打は出ず、12打席連続ノーヒットが続いた。4月6日の福岡ソフトバンク戦で放ったプロ初打点をあげるプロ初タイムリーが13打席ぶりの安打。ようやく快音が響いたが、その翌日に登録抹消となった。

 とはいえ、この降格は井口資仁監督は「予定通りといえば、予定通り」という。まだ、1軍の投手たちに対応できているとは言えず「足りないところはある。やるべきことは本人も分かっている」と、1軍ので経験をもとに、2軍で力をつけることとなった。

 藤原自身も、己の力不足を実感していたよう。「まだまだ対応しきれていないですし、力にも差があった。そこを埋めていかないと1軍では活躍できない」と語ると、プロのレベルの高さを「想像していた通りですね。変化球のキレ、真っ直ぐのキレ、高校生とは次元が違いました」と表現した。

 今季の高卒ルーキーで開幕1軍入りを果たしたのは藤原と広島のドラフト1位・小園海斗内野手だけ。小園は出場機会のないまま、3月31日に登録を抹消されている。「(1軍のレベルは)高卒では僕だけしか知らない。経験させてもらったので早くまた1軍に上がれるように力をつけたいと思います。2軍で力をつけたい。まだ2軍でも力は下だと思うので」と語り、2軍での成長を誓っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

記事提供:Full-Count

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