4月5日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンク対千葉ロッテの第1回戦は、7対3で千葉ロッテが勝利。中継ぎ陣の粘りと4番の一発で自らの連敗を止めるとともに、開幕から無敗の福岡ソフトバンクに初の黒星をつけた。
先制したのは千葉ロッテだった。1回表、福岡ソフトバンクの先発・千賀投手から、3番・中村奨吾選手が先制の3号ソロアーチ。しかしその裏、千葉ロッテ先発・岩下大輝投手から3番・柳田選手が適時二塁打を放ち、福岡ソフトバンクがすぐに同点に追い付いた。
さらに、福岡ソフトバンクは2回裏、本日1500試合出場を達成した松田宣浩選手の一発で勝ち越しに成功すると、3回裏、今宮健太選手の3号ソロで3対1とリードを広げる。
逆転を許した千葉ロッテだったが、中盤に反撃を見せた。4回表、中村選手の2打席連続の本塁打で1点差に詰め寄ると、5回表、2死1塁の場面で2番・加藤翔平選手が値千金の適時三塁打。3対3と同点に追い付き、試合を振り出しに戻した。
その後は両チーム無得点が続く。福岡ソフトバンクは千賀投手が、千葉ロッテは3回3失点でマウンドを降りた岩下投手の後を継いだ中継ぎ陣が、相手打線の勝ち越しを許さず。同点のまま迎えた9回裏、福岡ソフトバンクは内野安打と四球などでチャンスを作るものの、千葉ロッテ・益田直也投手の前に無得点。試合は延長戦へ突入した。
延長10回、千葉ロッテが試合を決めた。代わった奥村政稔投手から、四球と安打で走者をためると、4番・角中勝也選手がライトスタンドへの勝ち越し3ラン。田村龍弘選手も適時打を放ってこの回一挙4点を挙げ、その裏は西野勇士投手が先頭打者を出しながらもリードを守って試合終了。
福岡ソフトバンク対千葉ロッテの第1回戦は、7対3で千葉ロッテが勝利。4回から3イニングを投げて無失点の種市篤暉投手を筆頭に、中継ぎ陣が無失点リレーをつなぐと、延長戦で4番が仕事を果たした。敗れた福岡ソフトバンクは、先発・千賀投手の9回129球、12奪三振3失点の熱投に打線が応えられなかった。
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