リハビリは順調、予定より早い4月の復帰は…「そういう気持ちは持ってます」
昨年10月に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、打者としての復帰を目指してリハビリ中のエンゼルス・大谷翔平投手が4日(日本時間5日)、すでに「復帰できるレベル」にあると明かした。
エンゼルスはこの日が本拠地開幕戦。大谷は試合前のリハビリで、屋内でティー打撃5スイング、ソフトトス10スイング、オーバーハンド10スイングをこなし、屋外で25スイングとリハビリメニューを消化した。
試合への復帰については「ピッチャーの投球は見ていないので、今すぐに打てと言われたらなかなか厳しいとは思うんですけど、次のステップに向けた準備はできているので、今まで通りのペースでやりたいなと思います」と話した大谷。今後マイナーリーグでの調整を行うかについても「どちらが効率がいいのか分からない」と、まだ決まっていないという。
現状の「パーセンテージ」について、大谷は「どうですかね。復帰できるレベルではありますけど、どの程度打てるかは分からないので。それは復帰したとしても、自分がどの程度打てるかは分からないものだと思うので、それをいい方向に修正していく」と話す。体の状態に問題はない様子で「フィジカルも技術も不安なくできているので、自分としては今のところは納得できてるかなと思います」と手応えを示した。
チームは5月復帰という方針を崩さない。それよりも早い4月復帰の可能性について、本人は「そういう気持ちは持ってますよね。それを決めるのは僕ではないので、言われたところでしっかりやりたいと思います」と話すにとどめた。もっとも、エンゼルスは開幕から1勝5敗と苦しんでおり、「なかなか勝ってはいないですけど、切り替えて今日から連勝できればと思います。個人的にそんな焦りとかはないですけど、試合に早く出たいなという気持ちは常に持っている」と大谷。万全の状態でメジャーの舞台に戻りたいところだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)
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