京セラドーム大阪で行われたオリックスと福岡ソフトバンクの2回戦は、両チームの投手陣が意地を見せ合い、0対0で規定により引き分けに終わった。
試合は、オリックス先発・山本由伸投手が150㎞/h前後の真っ直ぐと鋭く落ちる変化球で鷹打線を8回途中までノーヒットに抑える快投を見せる。
一方の福岡ソフトバンク先発の大竹耕太郎投手も初回、3回と得点圏に走者を置くなど再三ランナーの出塁を許すものの、要所でボールを低めに集めて生還までは許さず、オリックス打線を7回まで無得点に抑える。
山本投手は8回表に1死2塁から松田選手にレフト前に運ばれノーヒットは途切れてしまうものの、佐野選手の好返球で二塁走者をタッチアウトに仕留めて先制点は何とか阻止。その後も集中力を切らさず8回、9回を0で切り抜ける。
その後オリックスは10回から増井投手、澤田投手、吉田投手、福岡ソフトバンクは8回から嘉弥真投手、甲斐野投手、奥村投手、モイネロ投手、森投手とつないだ。各投手が踏ん張りを見せ、そのまま0対0で規定により12回で引き分けとなった。
オリックスは、今シーズンから先発に転向する山本由伸投手が、強力鷹打線を9回を1安打無得点に抑え、将来のエース候補としての期待感を漂わせた。一方の福岡ソフトバンクも大竹投手をはじめとする投手陣が粘りの投球を披露し、相手に流れを渡さなかった。しかし打線が両チーム合わせて28三振を喫するなど、互いの投手陣を援護できなかった。
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