ブランドン・レアード選手が会心の決勝アーチ! 千葉ロッテが開幕戦勝利

パ・リーグ インサイト

2019.3.29(金) 21:41

千葉ロッテマリーンズ・加藤翔平選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・加藤翔平選手(C)パーソル パ・リーグTV

 3月29日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと東北楽天の開幕戦は、5対4で千葉ロッテが勝利。白熱のシーソーゲームを、計3本塁打の一発攻勢で制した。

 先制したのは千葉ロッテだった。1回裏、東北楽天の先発・岸孝之投手が、高卒ルーキーながら開幕スタメンに抜擢された1番・藤原恭大選手を右飛に仕留めて、1死となった直後。続く加藤翔平選手が岸投手のカーブを捉えて右翼席へ放り込み、先制点をもたらす。

 先制を許した東北楽天は、すぐさま反撃。2回表、千葉ロッテ先発・石川歩投手に対し、先頭の島内宏明選手がセンター前で出塁すると、続くウィーラー選手が「岸が先制された後だったので、なんとかしたかったんだ」と語る2ランを放って逆転する。しかし4回裏、中村奨吾選手の1号ソロで千葉ロッテが同点に追い付き、試合は両者一歩も譲らぬ展開に。

 5回裏1死、岸投手が緊急降板し、東北楽天のマウンドには宋家豪投手が上がったが、急な出番にもかかわらずきっちりと2死を取る。直後の6回表、7番・ブラッシュ選手の勝ち越しタイムリーで、東北楽天が4対2とリードを奪い返した。

 しかし、6回裏、2死1,2塁で千葉ロッテの6番・レアード選手が、東北楽天の4番手・石橋良太投手から逆転3ラン。会心の一撃で再逆転し、スコアを5対4とした。

 その後は両中継ぎ陣が譲らず、試合は1点差のまま最終回へ。9回表、1点リードを守るべく、抑えとして千葉ロッテのマウンドに上がった益田直也投手は、抜群の制球で東北楽天打線の反撃を許さず試合終了。

 千葉ロッテと東北楽天の開幕戦は、5対4で千葉ロッテが勝利した。石川投手は6回途中4失点、岸投手は5回途中2失点と、ともに開幕投手らしい好投とは言い切れなかったが、千葉ロッテ打線が全得点を本塁打で挙げる一発攻勢で、シーソーゲームに打ち勝った。なお、千葉ロッテの2番手として6回表に登板した酒居知史投手は、初球で嶋基宏選手を打ち取り、球界史上初となる「1球で開幕戦勝利投手の権利」を得た。

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