3月27日、ロッテ浦和球場で行われた千葉ロッテと北海道日本ハムのイースタン・リーグ公式戦3回戦は、土壇場で逆転打が生まれた千葉ロッテが6対5でサヨナラ勝ちを収めた。

　先制したのは北海道日本ハムだった。2回表、先頭の岸里亮佑選手が四球で出塁し、すかさず盗塁を決めると、続く平沼翔太選手が適時打を放って先制。続く3回表には、4番・森本龍弥選手に2ランが生まれ、試合序盤から3点のリードを握る。

　3点を追う千葉ロッテは4回表、2番・三家和真選手が安打、続く菅野剛士選手が適時二塁打を放ち1点を返すと、5番・香月一也選手の内野ゴロの間に3塁走者が生還。打線がようやくつながり、1点差に詰め寄る。しかし直後の5回表、北海道日本ハムの渡邉諒選手に適時二塁打が生まれ、4対2で試合は後半へ突入する。

　再び試合が動いたのは6回裏。三家選手が北海道日本ハムの2番手・堀瑞輝投手から同点2ランを放って千葉ロッテが試合を振り出しに戻すと、以降は両軍のリリーフ陣が好投し、4対4のまま試合は最終回に突入する。

　9回表、先頭の今井順之助選手が安打で出塁すると犠打と敵失で3塁へ進み、9番・万波中正選手の内野ゴロの間に今井選手が勝ち越しのホームイン。北海道日本ハムが勝ち越しに成功する。

　後がない千葉ロッテは先頭の菅野選手が四球を選び出塁すると、続く安田尚憲選手が田中豊樹投手の直球を捉え、逆方向へ1号2ランを放り込み試合終了。土壇場で主砲に一発が出た千葉ロッテが、6対5でサヨナラ勝利を飾った。

　千葉ロッテは先発したブランドン投手が6回途中4失点と苦しむも、後を受けたリリーフ陣が好投し、最終回の逆転劇につなげた。敗れた北海道日本ハムは先発したロドリゲス投手が5回2失点と力投するも、リリーフ陣が4イニングを4失点と打ち込まれ惜敗を喫した。

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