3月24日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと阪神のオープン戦は、4対8でオリックスが敗れた。先発・榊原翼投手が2回に7失点と試合を作ることができず、打線も最終回に4点を返すにとどまった。オリックスはオープン戦17試合を戦い、9勝6敗2分という結果だった。
オリックス先発の榊原投手は、2回に大炎上。阪神・大山選手にソロ本塁打で先制点を献上したのち、1死満塁のピンチを招くと、阪神先発の西勇輝投手に適時打を許す。さらに2点を失うと、糸井選手に満塁から走者一掃となる適時二塁打を浴び、この回打者一巡の猛攻で0対7と大きくリードを奪われた。
オリックスは5回裏、連打で無死1,2塁の好機を作るが、若月健矢選手が併殺打に倒れる。この後、四球で2死1,3塁と再び好機を迎えるが、福田周平選手が空振り三振に終わり、反撃することができない。
8点ビハインドで迎えた最終回、オリックスは阪神・藤川投手を攻め無死1,2塁の好機を作ると、小田裕也選手の適時打、マレーロ選手の3ランで4点を返したが、反撃はここまで。
オリックスは4対8で敗れ、オープン戦最終戦を勝利で飾ることができなかった。先発・榊原投手は、「2回は焦ってアウトを欲しがってしまい、投げ急いでしまいました。先発投手としてゲームを作ることができず、申し訳ない気持ちです」と振り返る通り、4回7失点と乱調。
しかし中継ぎ陣は5回以降、阪神打線を失策絡みの1失点に抑え、開幕に向け順調な仕上がりを披露した。打線ではマレーロ選手が途中出場で3ランを放ち、首脳陣へのアピールに成功した。
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