3月19日、メットライフドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテのオープン戦は、13安打10得点と、打線が爆発した千葉ロッテが10対3で勝利した。
試合が動いたのは3回表、千葉ロッテの攻撃。2死3塁から加藤翔平選手が、先発した埼玉西武の新外国人・ニール投手の変化球をライト前に弾き返し、千葉ロッテが1点を先制。
攻撃の手を緩めない千葉ロッテは続く4回表にも、角中選手が低めの変化球をすくい上げ、ライトへ2ランを放つ。さらに、7番・バルガス選手のライトへの2ランと、中村選手の適時打も飛び出し、この回一挙6点を追加。7対0と千葉ロッテが大きくリードした。
反撃したい埼玉西武は、4回裏に2死2塁から木村文紀選手の中前打で1点を返したが、6回から登板した相内誠投手が先頭打者にいきなり四球を与えるなど乱調で、1死満塁とピンチを招く。ここで途中出場の藤原恭大選手に走者一掃の適時3塁打を打たれ、10対1と点差を9点に広げられた。
埼玉西武も、この回からマウンドに上がった田中靖洋投手から栗山選手の適時二塁打で1点を返すと、7回裏には先頭の金子侑選手が左中間へ三塁打。相手の送球が逸れる間に一気にホームへ帰還し、10対3と点差を縮めるも、埼玉西武の反撃もここまで。試合は10対3で千葉ロッテが勝利している。
勝利した千葉ロッテは打線が爆発。4回に2本の2ランを含む打者一巡の攻撃で、一挙6点を挙げて試合の主導権を握った。先発の涌井投手は走者を出しながらも粘りのピッチングを見せ、5回101球を投げ、被安打6、1失点と好投した。
埼玉西武は新外国人のニール投手が乱調。コントロールに定評のある投手だが、5回を投げ10安打4四球7失点と制球に苦しみ、本来の投球ができなかった。打線は11安打を放ちながらも、チャンスで1本が出なかった。
記事提供: