開幕ローテ入りへ「手応えあるわけじゃない。1球1球丁寧に1人1人抑えていくことを意識」
北海道日本ハムの斎藤佑樹投手が18日、東京ドームで行われたアスレチックスとの「2019 MGM MLB 日本 開幕戦 プレシーズンゲーム」に先発した。開幕ローテ入りを目指す30歳の右腕は、2回先頭のピスコッティにソロ本塁打を浴び、2回を投げて1安打1失点でマウンドを降りた。
斎藤佑がメジャーリーガーを相手に、上々の立ち上がりを見せた。大きな拍手に包まれてマウンドに上がった斎藤は、まず、先頭グロスマンを1ボール2ストライクから4球目の外角チェンジアップで遊直に打ち取った。続くチャップマンには四球を与えたが、3番のオルソンはハーフスイングを誘って空振り三振に。最後は昨季48発の本塁打王デービスを高め真っ直ぐで中飛に打ち取り、無失点で立ち上がった。
2回は先頭のピスコッティに、2ボール1ストライクからの4球目、134キロの真っ直ぐが甘くなったところを痛打されて左翼スタンド中段へのソロ本塁打を被弾。プロファーを右飛に打ち取った後、セミエンに四球を与えたが、ラウレアーノを中飛、フェグリーを捕ゴロに打ち取り、最少失点に抑えた。
試合後の公式会見に栗山英樹監督と出席した斎藤佑は「ホームランを打たれてしまったことはとても悔しかったですし、反省するべき点なんですけど、メジャーリーガー相手に投げたことはとてもいい経験でしたし、とても野球選手として楽しいゲームでした。日本の選手ももちろんパワーのある選手はいるんですけど、今日みたいに少し詰まっていても持っていけるパワーは凄いし、初球からどんどん振ってくる、僕みたいな投手に対しても初球から振ってくる、やってきてくれるというのはさすがだなと思いました」と振り返った。
ここまで実戦4試合に投げ、この日失った1点が初めての失点だった。開幕ローテ入りに向けてアピールを続けているが、斎藤佑自身は「何度も言っていますけど、手応えがあるわけじゃないんですけど、1球1球丁寧に1人1人抑えていくことを意識してやっていますので、ここからがまた開幕始まってからも、シーズン入ってからもその気持ちを持っていきたい」と語っていた。
(Full-Count編集部)
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