3月15日にZOZOマリンスタジアムで行われた、千葉ロッテとLamigoモンキーズ(台湾)との交流戦「Power Series 2019 in CHIBA」は、4対2で千葉ロッテが勝利した。試合は終盤まで1点を争う緊迫した展開となったが、無失点リレーを見せた救援陣の粘りに打線が応えた千葉ロッテが14日に続く連勝を飾っている。
千葉ロッテの先発は、今季の開幕投手を任されることが決まっている石川歩投手。初回は3者凡退と完璧な立ち上がりを見せたが、2回裏にLamigo打線につかまって4安打を浴び、2点を献上してしまう。
千葉ロッテの反撃は6回表。久々の一軍合流となる2番・伊志嶺翔大選手と、3番・ルーキーの藤原恭大選手が選球眼を活かして四球で出塁。その後、1死2,3塁の好機を迎えると、5番・バルガス選手が実に9試合ぶりとなる2点適時打で、千葉ロッテが試合を2対2の振り出しに戻す。
6回途中からは石川投手に代わって東條大樹投手が登板。Lamigo打線を無失点に抑える。直後の7回表、先頭の吉田裕太選手が二塁打で出塁すると、その後に訪れた1死3塁のチャンスで加藤翔平選手が犠飛を放って、千葉ロッテが勝ち越しに成功する。
9回表には、台湾出身の李杜軒選手がセンターバックスクリーンへとソロアーチを放ち、4対2とLamigoを突き放す。投手陣では7回から田中靖洋投手と唐川侑己投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑え、9回は種市篤暉投手がマウンドに。20歳の若武者は先頭打者をバント安打で出塁させたものの、その後は3者連続三振と圧巻の投球でゲームを締めくくり、試合は4対2で千葉ロッテが勝利を収めている。
先発の石川投手は2回に集中打を浴びて2点を失ったが、その後は修正力を発揮して5回1/3を投げて被安打5、2失点、与四死球0とまずまずの結果を残した。野手陣では久々の安打が2点適時打となったバルガス選手や、この試合だけで4盗塁を記録した伊志嶺選手、台湾のチームを相手に貴重な一発を放った李選手といった面々が存在感を発揮し、チームを勝利に導いている。
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