歴代受け継がれる社会貢献活動への意思を3選手が受け継ぐ形に
埼玉西武は15日、2019年シーズンから新たに武隈祥太投手、森友哉捕手、外崎修汰内野手が様々な形で社会貢献活動に取り組むと発表した。
埼玉西武の選手は過去に、1981~1983年シーズンに在籍していたテリー・ウィットフィールド氏が子どもたちを試合に招待、1990~2004年シーズンに在籍していた潮崎哲也(現球団本部チーム統括部編成グループディレクター)は所沢市に在住する知的障害児や肢体不自由児とその家族への年間席寄付を行うなどしてきた。また、2014年には栗山巧外野手が長年の社会貢献活動を評価され、球団史上初の『ゴールデンスピリット賞』を受賞している。
歴代受け継がれる社会貢献活動への意思を3選手が受け継いだ形だ。活動内容は以下のとおりとなっている。
◯武隈 難病の子どもとその家族を支援
・難病を患う子どもとその家族をライオンズ主催試合に招待(年間60人ほどを予定)
・2019シーズン公式戦で「登板した試合数」ごとに1万円、「ホールド数」ごとに1万円、さらに「登板した試合においてチームが勝利した場合」には2万円を寄付。
・2019シーズン中に埼玉県内の病院、シーズンオフには東京都内の病院に巨人の炭谷銀仁朗捕手と共に慰問活動を実施する予定。
武隈コメント
「先輩である炭谷銀仁朗選手と共に以前から病院の慰問活動を行っていましたが、今年からは先輩の意思を継ぎ、難病と向き合っている子どもたちとその子どもたちを支えるご家族の力になれればと思い、実施することを決意しました。僕の支援活動の一つにはファンの皆さんも参加いただけるものがあります。僕はマウンドで活躍することで支援の輪を広げていけるよう、今シーズンはしっかり抑え抜きます」
◯森 所沢市の知的障害児や肢体不自由児を招待
・「所沢市手をつなぐ親の会」へメットライフドームの年間予約席(4席×72試合)を栗山と共に寄付。
森コメント
「ライオンズの歴代の先輩方が行ってきた活動のバトンを今年から僕も受け取ります。活動を共に行う先輩(栗山)の姿を見ながら、僕自身も成長していきたいです。『僕の姿やプレーで元気を与えるんだ!』という想いを持って攻守で活躍できるように一年間プレーします」
◯外崎 こども食堂をはじめとしたこどもたちの居場所づくりを支援
・2019年シーズン公式戦において「盗塁を決める」ごとに1万円を寄付。
外崎コメント
「僕が小さいころは、家族で一緒にご飯を食べることや、友だちと遊ぶ場所があることが当たり前でした。それが今はその願いが叶わない子どもたちがたくさん増えていることや、そういった子どもたちのために居場所づくりをしている方々がいることを知りました。僕はプロのアスリートとして、子どもたちの明るい笑顔を増やせるように僕自身の活躍を通して子どもたちの居場所づくりをサポートしていきます」
(Full-Count編集部)
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