3月14日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと巨人のオープン戦は、3対4で福岡ソフトバンクが敗戦。救援陣が粘れず、打線の援護もあと1歩及ばなかったものの、先発・千賀投手が素晴らしい投球を見せた。
福岡ソフトバンクは千賀投手、巨人は菅野投手と、両エースが先発すると、ともに5回まで完全投球と貫禄を見せる。
初の走者が出たのは6回裏。7番・松田選手が三塁への内野安打で出塁すると、暴投や牧原大成選手の三塁への内野安打で無死1,3塁とチャンスを作る。しかし、ここは菅野投手が粘りを見せて後続を仕留め、6回無失点6奪三振で降板する。
7回表、巨人は2死から丸選手がショートへの内野安打で出塁し、千賀投手の完全投球はここで途切れるものの、女房役・甲斐選手が代走・立岡選手の盗塁をきっちり阻止。千賀投手は7回無失点8奪三振で救援陣に後を託す。
降板後に千賀投手は「ツーシームを多く使うこともでき、バッターの反応も確認できました。7回無失点という結果は満足していますが、開幕まで残り2週間、もっと状態が良くなるようにしっかり調整していきたい」と、3月29日の開幕・埼玉西武戦への登板へ意欲を見せた。
試合が動いたのは8回表。福岡ソフトバンクの2番手・二保旭投手が先頭の岡本選手に四球を与えると、パスボールや盗塁で無死3塁とピンチを招く。1死後に登板した3番手・嘉弥真投手も連続四球で満塁とピンチを広げると、続くマルティネス選手の内野安打で先制を許し、4番手・川原弘之投手も勢いを止めきれず福岡ソフトバンクはこの回4点を失う。
福岡ソフトバンクはその裏、6番・福田秀平選手が四球で出塁すると、続く松田選手が右翼テラス席へ飛び込む2号2ランを放ち反撃の狼煙を上げると、1死2,3塁とチャンスを作り、2番・西田哲朗選手の犠飛で3対4とリードを縮めるも、反撃はここまで。
福岡ソフトバンクと巨人のオープン戦は、福岡ソフトバンクが敗れた。千賀投手が圧巻のピッチングを見せるも、打線の援護が足りなかった。
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