3月8日、倉敷で行われた東北楽天と阪神のオープン戦は、序盤にリードを広げた東北楽天が、7対1で阪神に勝利。投手陣も被安打4と抜群の安定感を見せ、オープン戦の連勝を3に伸ばした。
　
　試合は初回から東北楽天が主導権を握った。1回裏、先頭の島内選手の安打から1死2,3塁とすると、4番・ブラッシュ選手の適時打などで3点を先制する。続く2回裏には1死1,2塁から島内選手の適時二塁打などでさらに2点を追加。打線がつながりを見せ、阪神・望月投手から序盤2イニングで計5点を奪う猛攻を見せた。
　
　なおも勢いに乗る東北楽天打線は4回裏、1死満塁からブラッシュ選手が適時打を放ってさらに2点を追加し、7対1の大量リードとする。ブラッシュ選手はこの試合3安打4打点の大爆発で、中軸としての役割を見事に果たした。

　東北楽天の先発は、オープン戦初登板となった岸投手だ。1回、2回といずれも3者凡退で打ち取る万全の立ち上がりを見せると、3回表に適時打で1点を失ったものの、5回、被安打2、1失点の好投。昨季最優秀防御率を獲得した抜群の安定感を発揮し、開幕に向けて順調な仕上がりを見せた。

　6回表からは高梨雄平投手、福山博之投手、青山浩二投手がそれぞれ1イニングずつを投げ、無得点で抑える盤石の投手リレーを見せる。9回表のマウンドには守護神・ハーマン投手が上がり、3者凡退で試合終了。投打の歯車が噛み合った東北楽天が、7対1で快勝した。