埼玉西武が人的補償で高木勇人投手を獲得

パ・リーグ インサイト

2017.12.18(月) 00:00

(C)パ・リーグインサイト
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12月18日、埼玉西武はFA権を行使して巨人に移籍した野上亮磨投手の人的補償として、3年目の28歳、高木勇人投手を獲得することを発表した。

高木投手は三重県出身の右腕。海星高校から三菱重工名古屋へ進み、7年在籍。5度の指名漏れを経て、2014年のドラフト3位で巨人に入団した。140キロ台後半の直球と、独特の曲がりをするカットボールを武器に、ルーキイヤーの2015年、3月29日にプロ初登板初勝利を挙げる。さらに2試合目の登板となる4月5日の阪神戦では、2安打完封勝利。3、4月度の月間MVPを受賞し、オールスターゲームにも出場するなどブレイクした。

2年目の昨季、開幕から先発ローテーションに入るも投球が安定せず、中継ぎも経験。ただこの年のオフ、プエルトリコで開催されるウインターリーグに派遣されると、9試合0勝4敗ながら防御率2.50と結果を出した。そして迎えた今季は開幕直後に負傷離脱を余儀なくされたが、中継ぎを主戦場として16試合1勝2敗1ホールド、防御率2.63という成績を残す。巨人時代の通算成績は67試合15勝21敗1ホールド、防御率3.56だった。

埼玉西武は高木投手に対して「10勝近くやってくれるのでは」と期待を寄せる。チームには武隈投手、岡田選手、水口選手ら、高木投手と同じ1989年世代の選手が多数在籍。また高木投手と言えば、お立ち台での名言「僕は僕です」など、天然ボケな一面も注目を集めていた。新天地・埼玉西武での活躍を祈念している。

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