投打が噛み合ったオリックス、対東京ヤクルト3連戦の勝ち越しを決める

パ・リーグ インサイト

2019.3.7(木) 17:27

 3月7日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと東京ヤクルトのオープン戦第3戦は、投打が噛み合った試合運びを見せたオリックスが5対0で東京ヤクルトを破り、2勝1敗で対東京ヤクルト3連戦の勝ち越しを決めた。

 オリックスの先発は東明大貴投手。16年11月、17年8月と右肘の二度の手術を経て、昨年9月に2年ぶりに勝利を挙げたプロ6年目の右腕である。チームの先発陣の柱であった金子千尋(弌大)投手と西勇輝投手がFA移籍で抜けた今季、2015年に2桁勝利を挙げた東明投手にかかる期待は大きい。現時点での仕上がりに注目が集まる中、今季オープン戦初登板は序盤の3回までに3本の安打を浴びるも、要所を抑える投球で上々の立ち上がりを見せる。

 3回裏、無失点投球を続ける東明投手を打撃陣が援護する。8番・伏見寅威選手が右中間への二塁打を放つと、佐野皓大選手が三ゴロを放つ間に相手の隙を突いた走塁で三塁を陥れる。1死3塁と先制のチャンスを作ると、続く西野真弘選手が堅実にスクイズを決め、積極的に先の塁を狙う意識を見せたオリックスが巧みに先制点を奪った。

 東明投手はその後も、4回、5回と走者こそ出すものの、本塁を踏ませない粘りのピッチングを続けた。5回、被安打7、自責点0という内容でオープン戦初登板を終え、開幕ローテーション入りに一歩前進した。 
 
 7回裏には8番・伏見選手がまたも二塁打で出塁すると、2番・白崎浩之選手がライナー性の適時打で追加点。続く頓宮裕真選手の中堅手の頭上を大きく超える2点適時打、山足達也選手の適時打で3点を追加し、5対0とリードを大きく広げた。

 また、昨日は崩れた救援陣も同じ轍は踏まないとばかりに奮闘。ルーキーの荒西祐大投手は2イニングを無失点に抑え、首脳陣へのアピールに成功した。そして、8回の吉田一将投手、9回の岩本輝投手も無失点リレーを継続。投打ともに安定した戦いぶりを見せたオリックスが、5対0で東京ヤクルトに勝利を収めた。

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