3月5日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと埼玉西武のオープン戦は、13安打11得点と圧倒した埼玉西武が、11対3で勝利した。福岡ソフトバンクの先発・武田投手は、2月27日の埼玉西武との練習試合に引き続き、試合を作れなかった。
ゲームは初回から動いた。埼玉西武は1死から2番・源田選手、3番・秋山選手の連打でチャンスを作ると、森選手がライトへの適時打。福岡ソフトバンクの先発・武田投手の立ち上がりを攻め、幸先よく先制点を奪った。
その裏、福岡ソフトバンクもすぐさま反撃。1死から牧原大成選手が右中間へ打球を放ち、快足を飛ばして一気に三塁へ。そして3番・柳田選手が、埼玉西武の先発・高橋光成投手の低めの変化球をライトテラスへ運ぶ2ラン。2対1と逆転に成功した。
しかし3回表、埼玉西武打線が本領を発揮。連打で1,3塁とすると、まずはゴロの間に同点に追いつき、初回に先制打を放った森選手が勝ち越しの適時打。さらに、栗山選手が武田投手の低めの変化球を捉えて3ラン。この回一挙5点を奪い、6対2とリードする。
武田投手は3回で降板。栗山選手に3ランを浴びるなど、被安打8、6失点と開幕に向けて不安な投球となった。一方高橋光投手は、2回以降はランナーを出しながらも粘りのピッチング。5回2失点と先発ローテーション入りへアピールした。
6回表、埼玉西武の4番が魅せた。2死満塁の場面で打席が回ってきた山川選手が、ここまで好投を続けていた福岡ソフトバンク2番手・中田投手の変化球を捉え、オープン戦第1号となる満塁ホームラン。10対2と、大きくリードを広げた。
追いかける福岡ソフトバンクは8回裏、1死1,2塁から福田秀平選手の適時打で1点を返すも、後続が続かず反撃はここまで。9回表にも愛斗選手の適時打でダメ押しされ、福岡ソフトバンクと埼玉西武のオープン戦は、11対3で埼玉西武が勝利した。
勝利した埼玉西武は、栗山選手が3ラン、山川選手が満塁弾と打線が爆発。敗れた福岡ソフトバンクは、7回からマウンドに上がった3番手・スアレス投手が3イニングを投げ、被安打1、1失点、6奪三振と好投したものの、先発の武田投手が大乱調だった。
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