3月2日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと阪神のオープン戦は、接戦の末、福岡ソフトバンクが1対0で完封勝ちを収めた。

　福岡ソフトバンクの先発は2年連続開幕投手に内定しているエース・千賀投手。初回から自己最速となる158キロを計測するなど自慢の直球で阪神打線を翻弄。3回無失点の好投で開幕戦に向けて順調な調整ぶりを披露した。
　
　阪神・浜地投手に抑え込まれていた福岡ソフトバンク打線は3回裏。8番・甲斐選手、9番・今宮選手の連打で無死2,3塁の好機を作ると、1番・牧原大成選手がきっちりと犠飛を決め、先制に成功する。

　その後は両投手陣の踏ん張り合いが続き、福岡ソフトバンクは松田遼馬投手、二保旭投手のリレーで7回まで阪神打線をゼロに抑えると、8回表にはドラ7ルーキー・奥村政稔投手が登板。2死1,3塁のピンチを背負うも阪神・中谷選手を捕邪飛に打ち取り、オープン戦初登板を無失点で飾った。

　1対0のまま迎えた最終回に登板したのは、育成選手の川原弘之投手。150キロを超える直球を武器に阪神打線を3者凡退に打ち取り、試合終了。序盤で挙げた1点を守り抜き、福岡ソフトバンクが1対0で勝利した。

　勝利した福岡ソフトバンクは、千賀投手、松田投手、二保投手、奥村投手、川原投手の5投手が阪神打線を寄せ付けずに完封リレー。「みやざきベースボールゲームズ」3連敗で迎えたオープン戦だったが、投手陣の活躍で白星を飾った。