熱戦が相次いだ「第1回中村紀洋杯 中学硬式野球大会」は松戸中央ボーイズが優勝!

パ・リーグ インサイト

2017.12.9(土) 00:00

中村紀洋氏(C)PLM
中村紀洋氏(C)PLM

プロ野球の近鉄・大阪近鉄などで通算404本塁打を放った中村紀洋氏が代表を務め、自ら野球指導を行う一般社団法人Ns methodと公益財団法人日本少年野球連盟東日本ブロックが「第1回中村紀洋杯 中学硬式野球大会」を主催。12月2日から2日間にわたり、東日本ブロックから集った16チームが埼玉県で熱戦を繰り広げた。決勝のフルイニング動画や表彰式の模様、大会のプレーを振り返る動画は、以下のリンク先で視聴することができる。

「第1回中村紀洋杯 中学硬式野球大会」見逃し配信VOD

準決勝2試合と決勝が行われた2日目には、中村氏が解説として参加。実技や指導論、現役時代の話などを交えながら、実況の上野晃氏と当日のライブ配信を盛り上げた。決勝は松戸中央ボーイズが5対3で横浜泉中央ボーイズを破り、大会初代チャンピオンに輝いている。優勝した松戸中央ボーイズで主将を務める吉岡昂星選手は「優勝しか見てなかったです」と語り、「やっぱり皆が勝ちたいっていう気持ちが強かったので。こうやって点も入って、接戦も勝ち抜くことができたのだと思います」と勝因を分析した。今後の目標は「来年の夏の全国制覇」だ。

中村氏は閉会式で優勝した松戸中央ボーイズの代表選手に優勝旗、準優勝した横浜泉中央ボーイズの代表選手に準優勝盾を手渡しし、選手全員に順にメダルをかけた。横浜泉中央ボーイズは礼儀、整理整頓、感謝、姿勢などが評価されてチーム賞も受賞している。また、中村氏は各種個人賞とともにベストナインも発表し、選考の理由とメッセージを添えて表彰した。

■優勝
松戸中央ボーイズ
■準優勝
横浜泉中央ボーイズ
■チーム賞
横浜泉中央ボーイズ
■最優秀選手賞
星憂芽選手(小山ボーイズ)
■優秀選手賞
大塚瑠晏選手(小山ボーイズ)
■特別賞
中嶋講太選手(春日部ボーイズ)
■打撃賞
畠山海音選手(吉川美南ボーイズ)
■守備賞
米山善選手(松戸中央ボーイズ)
■敢闘賞
廣瀬悠哉選手(筑西田宮ボーイズ)

■ベストナイン
投手:青木一輝投手(横浜泉中央ボーイズ)
捕手:矢矧慶多選手(春日部ボーイズ)
一塁手:高橋正吾選手(春日部ボーイズ)
二塁手:山中海斗選手(横浜泉中央ボーイズ)
三塁手:橋本匡弘選手(春日部ボーイズ)
遊撃手:大塚瑠晏選手(小山ボーイズ)
外野手:篠崎匠選手(春日部ボーイズ)
外野手:星憂芽選手(小山ボーイズ)
外野手:大川智矢選手(小山ボーイズ)

Ns method初の試みとなる大会を終えて、中村氏は充実の表情で選手たちを労っている。「2日間、熱い戦いを見せていただきました。選手たち、本当にありがとうございます。モットーである、最後まであきらめない、勝負にこだわる、勝ちにこだわる今日の決勝戦。凄い、いいものを見せてもらいました。皆さんはこれから野球人生が始まると思います。この経験を生かして、もっと上を目指して頑張ってください。よろしくお願いします」。選手個々についても「本当に中学生かというぐらいの身体の大きさであったり、技術面でもバットを振る力もあったり」と印象を語った。最後には「1年に一度はやりたいなと思います」と、今後の展望で締めくくっている。

準決勝2試合と決勝をライブ配信したパシフィックリーグマーケティング株式会社のマーケティング室セールスエキスパートである園部健二氏は「未来ある子供たちの可能性を創出するために」今回の実施に奔走した。「選手やご家族の皆さんに本当に喜んでいただき、第2回を開催してほしい、その模様も配信してほしいというお声を各所からいただけたことが本当にうれしかったです」と大会を総括する。決め手となった「Ns Methodの方々の熱意」が続く限り、「中村紀洋杯」のこれからの発展が見込めそうだ。

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