日本人最長身は埼玉西武の大窪、阪神の藤浪は全体10位に
2019年のロースターが出そろった。NPB12球団の現役選手、914人の身長についてみていこう。
○NPB現役選手、長身10傑
1 モヤ(中)201センチ 外野手
1 廖任磊(西)201センチ 投手
3 ヘルウェグ(広)200センチ 投手
3 マーティン(西)200センチ 投手
5 ヤングマン(巨)198センチ 投手
5 メッセンジャー(神)198センチ 投手
5 メヒア(西)198センチ 内野手
5 大窪士夢(西)198センチ 投手/育成
5 バンデンハーク(ソ)198センチ 投手
10 藤浪晋太郎(神)197センチ 投手
最長身は昨年、中日に入団したモヤ。外国人枠の関係で46試合の出場にとどまったが、打率.301をマーク。スイッチヒッターであり、堅実な打撃が光った。1位タイは昨年、巨人を自由契約になり、トライアウトを経て埼玉西武に入団が決まった廖任磊。今季は春季キャンプから好調だ。
以下、外国人投手が並ぶ。阪神のメッセンジャーは通算95勝。今季、アメリカ出身の投手としてNPB最多勝を狙う。あと6勝だ。埼玉西武の強打者メヒアは今季が契約最終年だ。日本人選手では、昨年、北海高から育成ドラフト2位で埼玉西武に入団した大窪士夢(じゆ)が最長身。阪神の藤波晋太郎は10位になっている。200センチ以上の選手は4人、190センチ以上は65人いる。もう190センチでは、ずば抜けた長身とは言えなくなっている。
埼玉西武の水口が163センチで最低身長
914人のNPB現役選手の平均身長は180.8センチだ。低身長の10傑は以下の通り
〇NPB現役選手、低身長10傑
1 水口大地(西)163センチ 内野手
2 山川和大(巨)166センチ 投手/育成
3 羽月隆太郎(広)167センチ 内野手
3 石川雅規(ヤ)167センチ 投手
3 柴田竜拓(De)167センチ 内野手
3 谷元圭介(中)167センチ 投手
3 山本拓実(中)167センチ 投手
3 野田昇吾(西)167センチ 投手
3 福田周平(オ)167センチ 内野手
3 西野真弘(オ)167センチ 内野手
3 西巻賢二(楽)167センチ 内野手
160センチ台の選手は15人。一線で活躍している選手がたくさんいる。東京ヤクルトの石川は現役最多勝投手(163勝)。今季で18年間、先発のマウンドを守る左腕だ。横浜DeNAの柴田は二塁のレギュラーをうかがう。中日の谷元は北海道日本ハム時代は中継ぎ投手として活躍した。埼玉西武の野田は昨年、20ホールドしたセットアッパー。
オリックスの福田は2年目ながらチームキャプテンに指名された。福田の同僚の西野はレギュラー二塁手だったが、昨年、試合前の練習で打球を頭部に受けて骨折。今年は再起の年となる。もっとも身長が低いのは、埼玉西武の水口。四国アイランドリーグの長崎、香川を経て2012年に育成枠で埼玉西武に入団。3年間は2軍暮らしだったが、2015年に支配下登録され、2016年に1軍昇格。代走、守備の名手として渋い活躍をしている。
プロ野球選手として身長が低いことはメリットとは言えないが、それを克服して活躍している選手はたくさんいる。これもプロ野球の魅力の一つだろう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)
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