【試合戦評】今永投手が6回12奪三振の快投。投打で圧倒した日本代表がアジアプロ野球チャンピオンシップ決勝進出

パ・リーグ インサイト

2017.11.18(土) 00:00

(C)パ・リーグインサイト
(C)パ・リーグインサイト

16日に開幕した「ENEOSアジアプロ野球チャンピオンシップ2017」。初日の韓国戦は延長タイブレークにもつれ込む激戦となったが、田村選手(千葉ロッテ)の殊勲打で、若き日本代表がサヨナラ勝利を収めた。今夜はチャイニーズ・タイペイとの一戦。先発は今永投手(横浜DeNA)だ。

初回、今永投手は走者を出しながらも好調な立ち上がり。すると2回表、2死から6番・外崎選手(埼玉西武)が右翼席に突き刺さる先制弾を放つ。今季ブレイクを果たした獅子の期待の若手が、自身初の大舞台でもパンチ力を発揮し、日本代表に大きな1点をもたらした。

3回1安打8奪三振の快投を見せた今永投手は、4回裏、守備のミスが絡んで無死1,3塁のピンチを背負う。しかし、そこから圧巻の3者連続三振。チャイニーズ・タイペイ打線から4イニングス11三振を奪い、虎の子の1点を守った。

すると直後の5回表、日本代表打線がその力投に応える。先頭の外崎選手が安打で出塁し、7番・西川選手(広島)の犠打で進塁、三塁を成功させて1死3塁。続く田村選手は打ち取られるものの、9番・中村選手(千葉ロッテ)が敬遠され、すぐさま盗塁を決める。そして2死2,3塁の好機、1番・京田選手(中日)が2点適時打を放って追加点。試合中盤で日本代表が3点のリードを握った。

さらに7回表、先頭の西川選手が安打で出塁し、続く田村選手が犠打を決める。9番・中村選手と1番・京田選手が連続で四球を選んで1死満塁となると、2番・松本選手(北海道日本ハム)がスタメン起用に応える2点適時二塁打。押し出しでも1点を加えてスコアを6対0とし、日本代表がチャイニーズ・タイペイ代表を大きく突き放した。

8回表には京田選手の適時内野安打、9回表には外崎選手の適時二塁打で1点ずつを追加し、これでスコアは8対0となる。大きなリードを握ったまま迎えた9回裏は、平井投手(埼玉西武)がソロを浴び、5番手のルーキー・堀投手(北海道日本ハム)が押し出し死球で2点を失うものの、最後は併殺で締めて試合終了。

アジアプロ野球チャンピオンシップ3日目は、日本代表が8対2でチャイニーズ・タイペイに勝利した。先発の今永投手は、6回を投げて被安打3、奪三振12、無失点という文句の付け所がない投球内容。後を受けた野田投手(埼玉西武)、近藤大投手(オリックス)も相手打線を寄せ付けず、打っては京田選手が2安打3打点、外崎選手が3安打2打点。投打でチャイニーズ・タイペイ代表を圧倒し、日本代表が今大会決勝進出を決めた。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE