2月7日、千葉ロッテとオリックスは今日から第2クールへ突入。シート打撃に投手が登板するなど、紅白戦やオープン戦に向けて実戦的な練習が増える。キャンプ開始から7日目、各球団の春季キャンプの見どころをご紹介したい。
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両エースや新戦力が投内連携に参加、身体能力に優れた2人の特守も
東北楽天では則本投手と岸投手の両エースに加え、福井投手やブセニッツ投手といった新戦力もメイン球場での投内連携に参加。同じく新戦力の浅村選手や、ルーキーの辰巳選手、太田選手、小郷選手らと早い段階で安定した連携を構築できるかに注目だ。また、練習終了後の個別練習では島内選手とオコエ選手が外野の特守に参加する予定だ。共に高い身体能力を持つ2人が現段階でどれだけのプレーを見せてくれるかは、キャンプの中盤以降に向けても重要な要素になってきそうだ。
“第5の内野手”投手陣の強打ノックに注目
埼玉西武は10時から全体練習がスタート。投内連携では重盗、バントシフト、ランダウンプレーなどを想定したメニューが行われ、実戦さながら練習が見られそうだ。午後の打撃練習には左膝の故障から復活を目指す佐野投手、3年目の田村投手、ルーキーの森脇投手が登板し首脳陣へのアピールを目指す。また登板しない今井投手や多和田投手ら10選手は強打ノックに参加。投球後は第5の内野手と呼ばれるほど重要な投手の打球処理だが、コーチ陣からの痛烈なノックをどのようにさばくのか!?
石川投手・涌井投手のブルペン入り、若手の特守に注目
千葉ロッテでは石川投手・涌井投手・松永投手がまずブルペン入りし、その後には東妻投手や成田投手など計10選手が投球練習を予定している。大谷投手・酒居投手ら6選手は、12時30分からシート打撃へ登板。午後は個別練習やウエートトレーニング、リカバリートレーニングと続く。野手は午前中からフリー打撃、シートノック、シート打撃。午後には平沢選手、松田選手、宗接選手の個別打撃練習、鈴木選手の内野特守などが予定されている。さらなる飛躍を目指す若手たちが汗を流す姿に注目したい。
阪神から移籍の竹安投手が打撃練習に登板
オリックスではFA移籍した西投手の人的補償で移籍した竹安投手ら5人がバッティングピッチャーを務める予定。若手の多い投手陣がどのようなピッチングを見せてくれるのか楽しみだ。全体練習終了後には白崎選手、福田選手、小田選手、武田選手の4人の特打、山足選手、西野選手、西浦選手、佐野選手に加えて捕手陣3人の特守が予定されている。若手や中堅の多い編成なだけに、基礎技術の確かな向上につながる個別練習もチェックしておいて損はなさそうだ。
期待のルーキー2名を含む、4投手が打撃投手として登板予定
福岡ソフトバンクでは、武田投手、二保投手、甲斐野投手、板東投手の4名が打撃投手として主力打者たちにボールを投じる予定だ。とりわけ、ルーキーの甲斐野投手、板東投手の2人が、柳田選手、中村選手、内川選手、松田選手、上林選手といった、そうそうたるメンバーに対してどんなピッチングをするのかには注目が集まりそう。ルーキーイヤーから1軍で研鑽の機会を与えられた2人は、並み居る好打者たちに対して自らの実力を改めてアピールできるだろうか。
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