ブルペン捕手を立たせて直球14球「6、7割の力で投げました」も…
18日、埼玉西武第二球場で行われた新人合同自主トレでドラフト1位・松本航投手が初めてブルペンに入り、捕手を立たせて直球14球を投げ込んだ。
力強いボールが捕手のミットを叩いた。大学ナンバーワン投手が自身のセールスポイントと話す直球を受けた荒川ブルペン捕手は「ハンパないっす。ドーンと来る感じ」と絶賛。松本は「6、7割の力で投げました」と振り返り、「(ブルペン投球は)12月上旬に投げて以来。これまでは平らなところでやっていたので、傾斜だったり、新しいスパイクの感覚や歩幅だったりを確認した。ボールの回転を意識して投げました」と納得顔を見せた。
ともに日体大で汗を流した東妻(千葉ロッテ)や、大学日本代表でチームメイトだった清水(東京ヤクルト)らが早々にブルペン入りする様子も報道でチェックしているが、松本はあくまで自然体だ。「すごいなと思います。自分は焦らないように」と変わらずに自分のペースを貫く。
今後のトレーニング期間は「ボールの回転や体重移動を意識したい」と話す松本。前日に行われた全体会議で2月1日から行われる春季キャンプではA班スタートが内定しており、「(環境に)慣れてきて、気持ち的にも抜けてしまうところだった。より一層、緊張感が出てきた」と気持ちを引き締めた。開幕ローテーションへ、まずはキャンプ初日から投げ込める身体を作っていく。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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