巨人は内海&長野流出、鷹は補強ゼロ 千葉ロッテがレアード獲得…12球団補強の進捗

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2019.1.16(水) 10:56

今オフに人的補償として巨人から移籍した長野久義(左)と内海哲也※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images、荒川祐史)
今オフに人的補償として巨人から移籍した長野久義(左)と内海哲也※写真提供:Full-Count(写真:Getty Images、荒川祐史)

キャンプインまであと2週間ほど、戦力編成も佳境

 2019年が始まって2週間が経過した。2月1日のキャンプインまで、あと半月。選手たちの自主トレの情報がメディアに出てくるようになり、迫りくる球春到来が待ちきれなくなっているファンもいるのではないだろうか。

 シーズンオフに入ってから続々と発表されてきた各球団の戦力編成もいよいよ佳境。1月に入ってからも、新外国人の発表があったり、FAでの人的補償が決まるなど、動きがあった。それでは、ここまで各球団から発表された補強を振り返ってみよう。

○セ・リーグ
【広島】
カイル・レグナルト投手(メッツ傘下)
菊池保則投手(東北楽天からトレード)
ケーシー・ローレンス投手(マリナーズ)
長野久義外野手(FA人的補償)

【東京ヤクルト】
寺原隼人投手(福岡ソフトバンク戦力外)
五十嵐亮太投手(福岡ソフトバンク戦力外)
スコット・マクガフ投手(ロッキーズ傘下)
アルバート・スアレス投手(ダイヤモンドバックス傘下)
高梨裕稔投手(北海道日本ハムからトレード)
太田賢吾内野手(北海道日本ハムからトレード)

【巨人】
丸佳浩外野手(広島からFA)
炭谷銀仁朗捕手(埼玉西武からFA)
中島宏之内野手(オリックス自由契約)
岩隈久志投手(マリナーズ退団)
クリスチャン・ビヤヌエバ内野手(パドレス)
ライアン・クック投手(マリナーズ)
イスラエル・モタ外野手(育成、元ナショナルズ傘下)
レイミン・ラモス投手(育成、レイズ傘下)
山下亜文投手(育成、福岡ソフトバンク戦力外)
上原浩治投手(自由契約→再契約)

【横浜DeNA】
中井大介内野手(巨人戦力外)
古村徹投手(BC富山)

【中日】
エンニー・ロメロ投手(ロイヤルズ傘下)
渡辺勝外野手(育成→支配下)

【阪神】
西勇輝投手(オリックスからFA)
ピアース・ジョンソン投手(ジャイアンツ)
オネルキ・ガルシア投手(中日から自由契約)
ジェフリー・マルテ内野手(エンゼルス)

 12球団で最多となる9選手を補強している巨人(再契約の上原を除く)。12月下旬には守護神候補のライアン・クック投手の獲得を発表した。だが、1月に入り、チームが激震に襲われた。FAで獲得した丸佳浩外野手の人的補償として、生え抜きベテランの長野久義外野手が選ばれ、広島へと移籍した。炭谷銀仁朗の人的補償で埼玉西武に移籍となった内海哲也投手に続く衝撃となった。

 東京ヤクルトはトレードで北海道日本ハムから高梨と太田を獲得。マクガフ、スアレスの両助っ人に加え、福岡ソフトバンクの寺原も補強していた。さらには、寺原とともに福岡ソフトバンクを戦力外となっていた五十嵐亮太も獲得。阪神も課題だった強打者補強としてエンゼルスからジェフリー・マルテ内野手を獲得した。

 横浜DeNAと中日は今オフ新たに補強したのは2人だけ。横浜DeNAは巨人を戦力外となった中井と、独立リーグを経て復帰となる古村のみ。中日はガルシアの代役として期待されるロメロと育成から支配下に昇格した渡辺の2人。昨季Bクラスに沈んだ両チームだが、オフの動きは活発ではなかった。

年末から1月にかけて千葉ロッテに大きな動き

○パ・リーグ
【埼玉西武】
ザック・ニール投手(ドジャース)
廖任磊投手(巨人戦力外)
内海哲也投手(FA人的補償)
高木渉外野手(育成→支配下)

【福岡ソフトバンク】
なし

【北海道日本ハム】
金子弌大投手(オリックス自由契約)
ジャスティン・ハンコック投手(カブス)
王柏融外野手(台湾ラミゴ)
秋吉亮投手(東京ヤクルトからトレード)
谷内亮太内野手(東京ヤクルトからトレード)
ジョニー・バーベイト投手(タイガース傘下)

【オリックス】
ジョーイ・メネセス内野手(フィリーズ傘下)
竹安大知投手(FA人的補償)
タイラー・エップラー投手(パイレーツ傘下)

【千葉ロッテ】
ケニス・バルガス内野手(ツインズ傘下)
細川亨捕手(東北楽天戦力外)
ジョシュ・レイビン投手(ブレーブス傘下)
ブランドン・マン投手(レンジャーズ傘下)
ブランドン・レアード内野手(北海道日本ハム自由契約)

【東北楽天】
橋本到外野手(巨人からトレード)
浅村栄斗内野手(埼玉西武からFA)
福井優也投手(広島からトレード)
アラン・ブセニッツ投手(ツインズ)
ジャバリ・ブラッシュ外野手(エンゼルス)
由規投手(育成、東京ヤクルト戦力外)

 パ・リーグで12月末から年明けにかけて大きな動きを見せたのが千葉ロッテだ。助っ人投手としてレイビンとマンの2人の獲得を発表し、15日には前北海道日本ハムのレアードの加入も発表した。昨季から在籍するボルシンガー、プエルトリコのウインターリーグでMVPに輝いた新助っ人のバルガスもおり、チェン・グァンユウと外国人は6人体制となった。

 オリックスも15日にエップラー投手の加入を発表。すでに加入の決まっていたメネセス、昨季から所属するディクソン、アルバース、ロメロ、マレーロとともに、こちらも助っ人6人体制となった。埼玉西武、北海道日本ハム、東北楽天には12月下旬以降に補強の動きはなし。昨季2年連続日本一に輝いた福岡ソフトバンクは、ドラフト以外で1人の補強もないままとなっている。

(Full-Count編集部)

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