プレーヤー表彰の次点は225票の高津臣吾氏
公益財団法人野球殿堂博物館は15日、平成31年の野球殿堂入り選手を発表し、新たに3人が殿堂入りした。プレーヤー表彰では立浪和義氏、エキスパート表彰では権藤博氏が選出され、特別表彰員会からは元日本高野連会長の脇村春夫氏が選ばれた。この3人を加え、野球殿堂入りは204人となった。
野球殿堂入りは「プレーヤー表彰」と「エキスパート表彰」の2部門で選出される。「プレーヤー表彰」は、現役を引退したプロ野球選手で引退後5年以上経過すると殿堂入りの資格が発生し、その後15年間が選考対象となる。野球報道に関して15年以上の経験を持つ委員(約300人)が投票し、75%以上得票した人物が殿堂入りとなる。
「エキスパート表彰」は、現役を引退したプロ野球のコーチ、監督で引退後6か月以上経過している人物、または現役を引退し21年以上経過したプロ野球選手が対象となる。殿堂入りした人物(約30人)、競技者表彰員会の幹事と野球報道に関して30年以上の経験を持つ委員(約70人)が投票し、75%以上得票した人物が殿堂入りする。
プレーヤー表彰では、前年に次点だった立浪氏は有効投票数371票のうち、得票率77.4%となる287票を集めて殿堂入り。この他の候補者で75%以上の票を集めた人物はおらず、立浪氏だけが殿堂入りとなった。次点は高津臣吾氏で225票(60.6%)、次いで川相昌弘氏の153票(50.2%)が続いた。
エキスパート投票は有効投票数が133票。権藤氏は76.7%の102票を集めて選出された。次点は田淵幸一氏の86票(64.7%)、さらにランディ・バース氏の84票(63.2%)が続いた。特別表彰では有効投票14票で、脇村氏が13票を集めて殿堂入りが決定。川島勝司氏が6票、岡田功氏、水島新司氏が5票だった。
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