2006年夏の智弁和歌山戦で登板も1球で敗戦投手
オーストラリアで自主トレに励む北海道日本ハムの杉谷拳士内野手が11日、自身のインスタグラムを更新し、人生初の始球式を行ったことを報告した。「みなさんご存じですか?」と13年前の“トリビア”も披露。これに対して、ファンから「伝説の1球」とのコメントも寄せられた。
杉谷は昨オフに所属した豪州リーグ、ブリスベン・バンディッツの始球式で登板。マウンドよりやや前に立ち、「人生で初めての始球式!!」を無事終わらせたようだった。
だが、これで終わる杉谷ではない。「みなさんご存じですか?」と自身にまつわるトリビアを披露。帝京高時代に出場した「2006年夏の甲子園大会でピッチャーやったことあるんですよ」と切り出したが、「vs智辯和歌山…ジョックロック…1球で…」と歯切れが悪い。実は、準々決勝での智弁和歌山戦で、逆転した直後の9回裏に投手として緊急登板。1点差に迫られた無死一塁でマウンドに上がったが、1球目で死球を当ててしまった。結局、この1球で降板し、チームは押し出しでサヨナラ負け。杉谷は敗戦投手になっていた。
「あれから2度とマウンドに上がることはありませんでした…」という杉谷だが、この日は会心のピッチングができたようで、バンディッツの関係者や昨季二遊間を組んだローガン・ウェイドとの記念写真では日焼けした精悍な顔に大きな笑みを浮かべた。
また、一言英会話では「hot」の意味に注目。「Brisbane is hot!(ブリスベンは暑い)」「Bandits is hot!(バンディッツは調子がいい)」に続き、「The physical trainer told me I am hot too!(フィジカルトレーナーが僕もカッコいいって言ってました!)」と3つの用法を伝えた。
オーストラリアで順調な仕上がりを見せている杉谷が、今季はホットな活躍を見せてくれることを期待したい。
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