首都プノンペンで3か所を巡り、打撃体験や技術指導を行う
埼玉西武の秋山翔吾外野手が12月11日にカンボジアで野球教室を行った。球団が2013年から行っている野球振興プロジェクト「LIONS BASEBALL FOR THE WORLD」の一環として、カンボジアの首都プノンペンで、現地の子供たちに現役選手として初めて野球を教えた。
プノンペン市内の3か所で教室を開き、まず同国のU-17代表選手や小学生10人に走塁や送球、守備、打撃などの指導を行った。次にプノンペン日本人学校で日本人の子供約50人に打撃体験や打撃披露、質疑応答などを実施。最後は現地の小学校に出向き、打撃体験などを行った。
活動を終えた秋山は球団を通じてコメントを発表。「今回は初めての東南アジア訪問で、野球以外の部分も含めてとても刺激になりました。カンボジアでは野球を知らない人がほとんどで、野球の認知度が低いことを改めて感じました。そんななか、訪問した小学校で、ティースタンドに群がってくる子どもたちを見て、新しいことに興味があるということが分かりました。さらに、バットにボールが当たり、打球を見て、笑顔が溢れている様子が印象に残っています」と振り返っている。
さらに「もし、スタンドティーを1年間校庭に置きっぱなしにしていたら、ルールはわからないにしても、バットとボールで打つ競技なんだっていうことを覚えてくれるのではないかと思いました。今回の活動が野球に興味をもってもらう一つのきっかけになればと思いますし、カンボジアだけでなく、世界中で野球が広がるきっかけになってくれればいいなと思います。今後も用具の寄贈なども含め、たくさんの場所や国で野球を知ってもらえるように、ファンの皆さまにもご協力いただきながら当活動を続けていきたいと思います」と語り、今後の野球振興活動にも意欲を見せていた。
(Full-Count編集部)
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