ベテラン選手を放出、和田が3億円、長谷川勇が1億円の減
2年連続で日本一に輝いた福岡ソフトバンクは28日、ヤフオクドームの球団事務所で契約更改交渉を行い、千賀滉大投手、武田翔太投手と新たに来季の契約を結んだ。これで日本人選手すべての契約更改が終了した。
今季3年連続2桁勝利となるチームトップの13勝をあげた千賀は、3500万円増の1億6000万円プラス出来高払いでサイン。終盤からリリーフとして活躍したものの、3勝に終わった武田は2年連続でダウン提示となる500万減の8500万円で契約を更改した。
2年連続で日本一となったものの、ペナントレースでは埼玉西武の後塵を拝して2位に終わった。クライマックスシリーズ、日本シリーズも査定の対象に含まれるものの、やはりペナントレースが評価の大部分を占める。そのため、昨季のような大幅アップの“続出”とはいかず。甲斐拓也捕手や上林誠知外野手が1度目の交渉で保留した。
さらに、今オフ、福岡ソフトバンクは大幅な戦力整理を行った。東京ヤクルトへの移籍が決まった五十嵐亮太投手や寺原隼人投手、摂津正投手、城所龍磨外野手、吉村裕基外野手らを構想外として放出。本多雄一内野手は現役を引退してコーチとなった。契約更改でも、和田毅投手が球団史上最大の減額となる3億円減の1億円で契約を更改。長谷川勇也外野手も減額制限を超える50%減の1億円で更改した。
森唯斗投手の1億5000万円増をはじめ、中村晃外野手の8000万円増、柳田悠岐外野手の7000万円増などで、今オフはアップ額は約6億円。その一方で戦力外等を含めた減額は約16億円となり、球団全体としては約10億円のコストカットとなった(金額は推定)。
(Full-Count編集部)
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