今季は67試合登板で日本一貢献「とても充実していた」

　福岡ソフトバンクの嘉弥真新也投手が21日、球団事務所で契約交渉に臨み、倍増の年俸8000万円でサインした(金額は推定)。

　嘉弥真は今季67試合に登板し、2勝1敗25ホールド、防御率2.45の好成績を残した。キャリアハイを塗り替えた昨年を上回る活躍で、チームの日本一に大きく貢献。昨年に続く倍増評価に満面の笑顔を見せた。

「すごく評価していただいた。想像以上。僕は(ブルペンで肩を)作っている方だと思うが、その点も評価してもらった」と嘉弥真。今季を振り返り「とても充実していた。インコースに投げることが多くなったが、そこは(甲斐)拓也が引き出してくれたと思う」と、女房役に感謝した。

　来季の目標として「3年連続50試合登板」を掲げる中、1月には約2週間に渡って米国のアリゾナで自主トレを行う。「11月に行ってとてもいい環境だったし、周りにメジャーリーガーやアメフトの選手もいて勉強にもなる。怪我しない身体を作りたい」とアリゾナ行きの目的を語った。

　いまやブルペンには欠かせない存在となった左腕は、来季もその存在感を大きくしていくはずだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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