
西武・高橋礼投手が2日、31歳の誕生日を迎え、来季への意気込みを語った。
この日は埼玉・所沢市のベルーナドームで行われている秋季キャンプに参加。ブルペンで投球練習を行った後は、レフトスタンド裏の坂を用いた坂道ダッシュに汗を流した。
25年オフに巨人から戦力外通告を受け、西武に育成選手として入団したアンダースロー右腕。今季はファームで37試合(うち先発2)に登板して2勝2敗、防御率1・78の成績したが、目標に掲げていた支配下昇格は果たせず。それでも、もう1年現役を続けると決めたのは確固たる自信があるからだ。「(今年)支配下に上がれるかもとは思ってたけど、もう1年機会をいただけるんだったら、ライオンズでやれることが一番自分にとっては幸せなこと。今年の後半に先発を始めてからかなり納得のいく、手応えのあるボールが投げられるようになってきた。来年同じパフォーマンスができれば、それなりの成績がついてくる気はしてます」。
今秋のテーマは「ストレートの球速を上げることと、体力をつけるというよりは回復力を上げること」。30代に突入しても、「回復力はそんなに衰えてる感じがしない。自主トレでもかなりトレーニングをやってるので、あとは睡眠しっかり取れば大丈夫かなって感じ」と大きな変化は感じていない。
チームでは今オフ、先発ローテの柱を担った平良と高橋光の両右腕に退団の可能性がある。強く言葉にしなくとも、勝負の1年へ心は熱く燃えている。「抜けてうれしいとは思わないけど、チャンスが増えるのであればそこに食らいつくしかない。1回1回の勝負できっちり頭を整理して投げられれば、開幕から枠に入っていけるんじゃないかって僕は思ってます」。
誕生日は毎年オフ期間だが、毎年多くのファンからお祝いが寄せられ「たくさんプレゼントをいただいて感謝してます」とはにかんだ高橋礼。今夜は「自分を見つめ直す日にします」。もう一度己と向き合い、4日の秋季キャンプ第2クールから再びスタートを切る。(大中 彩未)