
西武は30日、平良海馬投手(26)のポスティングシステムによるメジャー挑戦を容認したとを発表した。西武は昨オフも同システムで今井達也投手(28)がアストロズに移籍。平良が移籍すれば、2年連続でエース格の流出となる。
19年オフからメジャーへの思いを口にしてきた平良は、球団を通して「長い間、メジャーでプレーしたいという思いを持っていたので、ようやくそこに一歩踏み出せたと感じています。ドラフトで指名していただき、9年間プレーする中で、スタッフの皆さんやチームメートと、本当に楽しく、素晴らしい時間を過ごすことができました。忘れることのない、大切な思い出です」とコメントした。
広池浩司球団本部長(53)は、今季12勝を挙げ、1・36で最優秀防御率にも輝いたエースとあって「本当に難しい判断ではありました」としながらも、「新人王に始まって、中継ぎでもタイトルを獲って、抑えでも獲って、今年は先発でもタイトルを獲って。なかなかない素晴らしい成績を収めてくれました。日本でやり残したことは少なくなった。チームの要望に応えていろんなポジションで投げてくれて、なおかつ最高の成績を収めてくれた。今度は球団側が彼の願いをかなえる番だと思いました」と説明した。
20年に新人王、22年に最優秀中継ぎ、25年に最多セーブ、26年に最優秀防御率と先発、中継ぎ、抑えとすべてのポジションでタイトルを手にしてきた。その柔軟性を高く評価する声も多く、ジャイアンツなどはすでに獲得に意欲を示しているとみられ、3年3000万ドル(約47億円)規模の大型契約と予想する現地報道もある。「今年の姿を見ると、間違いなく日本、NPBでナンバー1の投手だと思う。来年以降アメリカの強打者に向かってどれだけ通用するのか楽しみですし、ケガなくずっと長く投げて欲しい」と広池本部長。12月にはロックアウトに突入する可能性もあり、11月中の早期決着もあり得そうだ。(安藤 宏太)
◆平良 海馬(たいら・かいま) 1999年11月15日、沖縄県生まれ。26歳。八重山商工から2017年ドラフト4位で西武入り。19年に中継ぎでデビューし、20年にリーグ最多54登板、防御率1・87で新人王。23年は先発で11勝。25年は最多セーブ。今季先発に再転向し最優秀防御率。173センチ、99キロ。右投右打。今季年俸3億円。