【オリックス】平野佳寿、きょう25日に引退セレモニー…岸田護監督と20投手が直筆の惜別メッセージ 本拠地ソフトバンク戦で打者1人と対戦想定「今出せるベストの投球を」

スポーツ報知

オリックスの平野佳寿

 今季限りで現役を引退するオリックス・平野佳寿投手兼投手コーチ(42)が24日、ラスト投球への決意を明かした。25日のソフトバンク戦(京セラD)で引退セレモニーが開催され、打者1人と対戦を想定。盟友の岸田護監督(45)も「盛り上がるところで」と最善の投入を計画中だ。直球と宝刀フォークを武器に、日米通算21年間で258セーブ205ホールドを積み上げたレジェンド守護神。指揮官と20投手がスポーツ報知に直筆の惜別メッセージを寄せた。

 平野は控えめに言葉をつないだ。「ホークスさんにとっても大事な試合だと思うので、できるだけ迷惑をかけないようにしたいですね」。2位以下に10ゲーム差以上を離せば、CSのアドバンテージが2勝となる王者・ソフトバンク。「あまり目立たないように…。僕はコソッと投げさせてもらえればと思っています」とつつましかったが、周囲がそれを許さないはずだ。

 同じ05年のドラフトで入団した盟友・岸田監督がうなずいた。「準備はできているみたいですよ」。22日に電話し、状態は確認済みだ。リリーフ陣では椋木が最優秀中継ぎ、マチャドも最多セーブのタイトルを争っている状況。「盛り上がるところで。どこでいっても、盛り上がると思います」と最善の起用を思い描いた。

 8月9日に引退表明し、主にファームで調整と指導を続けてきた。23日にはブルペンで1か月半ぶりに投球練習。「僕はこの2球種で戦ってきたので」と計10球、直球と宝刀フォークを試した。試合展開にもよるが、打者1人との全力勝負を想定。「できれば真っすぐとフォークで。応援してくれたファンのみなさんに何とか、今出せるベストの投球を見せることができれば」と言葉に力を込めた。

 オリックスで18年、メジャーリーグで3年。日米通算852試合に登板し、23年にはオリックスの選手として初めて名球会入りを果たした。勝ち試合の9回を主戦場とし、250セーブと200ホールドをクリアしたのも史上初。球団も「地味に、偉大に。オリの絶対守護神」と銘打ち、最高の花道を用意している。「出会ってくれたすべての方に感謝しています。そういう思いを伝えられるようなマウンドにできれば…」。京セラDは全席完売。座右の銘「一所懸命」を貫いたプロ野球人生が、グランドフィナーレを迎える。(長田 亨)

 ◆平野 佳寿(ひらの・よしひさ)1984年3月8日、京都・宇治市生まれ。42歳。京都・鳥羽から京産大を経て、05年大学・社会人ドラフト希望枠でオリックス入団。11年に49ホールドポイントで最優秀中継ぎ、14年に40セーブで最多セーブのタイトル獲得。17年オフに海外FA権を行使。Dバックス、マリナーズを経て、21年にオリックス復帰。23年に日米通算250セーブを達成し、名球会入り。日米通算852試合で65勝87敗258セーブ、205ホールド、防御率3・05。座右の銘は「一所懸命」。186センチ、90キロ。右投右打。

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