
楽天の吉井理人監督(61)が20日、“吉井流マネジメント”でシーズンを戦い抜く姿勢を示した。この日のロッテ戦(ZOZO)が雨天中止となり、「天気なのでしょうがない」と気持ちを切り替えた新指揮官。室内練習場での練習は視察せずに「チームが勝てるようにいろんなことを一生懸命考えています」と、監督室で21日の同戦に向けた対策を練る時間に費やした。
5―8で敗れた19日のカード初戦はレギュラーの村林に今季初めて休養を与えた。その理由について「テレビで見ていた印象なので詳しくはわからなないんですけど、中枢神経の疲労がきているかなと思ったので、リフレッシュで休んでもらいました」と説明。筑波大大学院で修士号を取得した知識を生かした判断だったのか、初陣からいきなり独自色を見せた。
試合後には翌20日のスタメンも「伝えてあった」といい、「前の晩に伝えた方が、試合に出る人も(ベンチから)外れて休養になる人も準備ができる」と力説した。ロッテ時代から継続するやり方で、事前にオーダーを知らされた選手たちも歓迎ムード。
村林は「選手も準備しやすいと思いますし、久しぶりに出る人は(試合に)入っていきやすい」と言えば、ベテランの鈴木大は「(相手投手の)傾向とか対策はしやすくなる」とメリットを挙げた。
これまでは敵将として見ていた選手たちとのコミュニケーションはこれから深めていく。「彼らの特徴を生かす立場になっているので、しっかり彼らの性格を知った上で言っていけばいい」と吉井監督。残り78試合でどんな“化学反応”を見せてくれるか。