
◆日本生命セ・パ交流戦 2026 中日2―5西武(6日・バンテリンドーム)
西武の2年目右腕・篠原響投手(19)が6日、故郷・名古屋での凱旋登板でプロ初セーブを挙げた。
強心臓で乗り切った。3点リードの9回から2番手として登板するも、いきなり連打を浴び無死一、二塁。「9回はちょっと難しいのかなという思いもあった」というが、「状態がいいという部分が一番自信につながったかな」と堂々の投球を披露。村松を154キロ直球で二ゴロ、細川を141キロスライダーで遊ゴロ併殺に仕留め、試合を締めた。
自分の芯をしっかり持つ19歳だ。3年間の成長を見守った福井工大福井・白水健太監督は「周りに流されず自分のやるべきことをしっかりできるのが、彼の一番のいいところ」と振り返る。甲子園出場とはならなかったが、プロ入りへの基礎を築いた3年間。「自分に甘い子も多いんですけど、篠原は群れずに『自分はこれをする』っていうのをしっかり明確に持った上でチャレンジできる。練習にも明確な意図が見える子だったし、自己分析もちゃんとできる」。真っすぐに前を見据え、プロへの道を切り開いた。
家族も見守る前で結果を残し、「今年の心残りだったので、できて良かった。名古屋の地で初セーブできたというのはすごくうれしい」とはにかんだ右腕。2月には侍ジャパンのサポートメンバーに選出され“侍デビュー戦”で1回無失点と好投し注目を集めたが、まだ10代。今後ののびしろは計り知れない。(大中 彩未)