ロッテ・高野脩汰、奪三振率11.32「奪三振が多いのは」…「自分の調子と比例する部分がある」

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ロッテ・高野脩汰(撮影=岩下雄太)
ロッテ・高野脩汰(撮影=岩下雄太)

 ロッテの高野脩汰は、4月19日の楽天戦から3試合・4イニング連続パーフェクトに抑えるなど、現在4試合連続無失点と、安定感が戻ってきた。

 昨年はシーズン序盤、ビハインドゲームのロングリリーフを務めていたが、チェンジアップのような独特な軌道を描くフォークを武器に徐々に序列を上げていき、最終的には“勝ち試合の8回”を任されるなど、37試合に登板して、5勝3敗15ホールド、防御率1.84と大ブレイクの1年になった。

 今年も2月の練習試合・オープン戦、8試合・9回を投げ、イニングを上回る11奪三振、全ての登板無失点で開幕を迎えた。3月27日の西武との開幕戦は、5回を無失点に抑えた先発・毛利海大(明治大)の後を受けて、2-0の6回にマウンドに上がると、1回を無失点に抑える。3月29日の西武戦は、0-2の6回二死満塁の場面で登板し、西川愛也を右飛に打ち取り、最高のスタートを切った。

 4月1日の日本ハム戦で2点を失うと、同試合から4試合連続失点と悔しいマウンドが続いた。「悔しい結果が続いたので、そこで監督が自分のことを期待していただいているというか、起用していただけているのがありがたい、幸せなこと。需要がある分、自分の100%を出すだけかなと思っています」。監督の起用に“結果”で応える。

 4月17日の楽天戦、0-0の10回に登板すると1回を無失点。0-0の10回一死二塁で太田光を2ストライクから空振り三振に仕留めた124キロフォークが非常に良かった。「もともと僕のフォークが合わないデータというか、自分は通ると思っている相手。初球のまっすぐを見逃して、フォーク系(が頭に)入っているのかな、みたいな感じでフォークを空振りして、ノー感じな空振りだったので、もう1球通るのかなと思って早め勝負というか、遊び球なしの3球勝負でいったらいいところに決まっていい空振りが取れた。結果的には最高の形になりました」と解説した。

 4月19日の楽天戦は、2-5の7回に登板し、「いい時はポンポン行けるもんなので、いい時が出たのかなと思います」とテンポよく三者凡退に片付け、直後の8回表に6点を奪い逆転勝利し、今季初白星を手にした。

 4月25日のソフトバンク戦では初回、種市篤暉が負傷交代するアクシデントがあった中、5-0の4回から3番手で登板し、2イニングをパーフェクトリリーフ。1週間登板間隔が空いたが、5月2日の西武戦でも1回を危なげなく3人で料理した。

 今季も高野の投球を支えるのがフォーク。投球割合は全体の57.6%と、39.4%のストレートを上回る。信用度が高いからフォークを投げる割合が高いのだろうかーー。

 「それもありますし、自分の課題的なところというか、フォークがあっていない分、多投しすぎて、まっすぐ意識させた中のフォークが通るというところは痛い経験をしながら学べたところでもあります。フォークを意識的に投げているわけではないんですけど、ちょっと逃げの要素もあるのかなというところで反省している部分はあります」

 奪三振率も11.32と現時点では昨季の10.23よりも高い。「僕の長所というか、ランナーがいる中でも使っていただけたりしているのは、奪三振率が高いところだと思っているので、自分の調子が良い時、去年年間通してですけど、奪三振が多いのは、自分の調子と比例する部分があると思うので、今後も狙っていきたいところではあります」

 今季はイニング跨ぎ、勝ち試合、ビハインド、同点と様々なシチュエーションで投げる。「どこで投げたいとか、勝ち試合で投げられたらいいなとか思っていましたけど、そんなことは一旦置いといて、自分の求められる場所に自分の力を発揮できれば、それが一番かなと今は思っています」。求められたポジションで、チームの勝利のため腕を振る。

取材・文=岩下雄太

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