
新加入の楽天・田中千晴投手(25)が30日、沖縄・名護市内で入団会見を行った。楽天から海外FA(フリーエージェント)権を行使して巨人入りした則本の人的補償で移籍。背番号は「29」で、沖縄・金武町での1軍キャンプスタートが決まった。リリーフ起用が想定される右腕は50登板以上&防御率1点台の目標を掲げ、恩返しの飛躍を見据えた。
新たなユニホームに身を包んだ田中千は、真っすぐに前を見ていた。則本の人的補償として加入。移籍決定直後は困惑したこともあったが、もう迷いはない。吹っ切れている。「これからジャイアンツで絶対(ポジションを)取ってやろうと思ったところだったので、最初は戸惑いましたけど、(楽天に)必要としてもらえるのはすごいうれしいこと。チャンスが増えるのは間違いないと思うので、本当にありがたい」と、新天地での飛躍を誓った。
ルーキーイヤーから1軍登板を果たすも、右肘クリーニング手術を受けた影響が響き、昨年は1軍登板なし。それでも、150キロ台の直球と鋭く落ちるフォークを武器に、2軍では36登板して防御率1・51の好成績を残していた。石井GMは「真っすぐが強い。デビューよりは若干数値は落ちてますけど、上がる要素もある。あとは縦変化というのが、うちにない強さがある」と評価し、リリーフ起用を構想している。田中千も「中継ぎであれば50登板で防御率1点台を掲げてやりたい」と目標を設定。昨季1軍の舞台に立てなかった悔しさをぶつける。
活躍することが古巣への恩返しになる。巨人との対戦は交流戦や日本シリーズ。前日29日には巨人・浅野と食事をしたという田中千は「(浅野からは)全球真っすぐでお願いしますみたいに言われた」と笑顔で明かし、「一人一人(巨人の)選手の特徴は他のチームより分かっている」と“G倒”のイメージを膨らませた。
巨人ではファンフェスタで尾崎豊の「I LOVE YOU」を熱唱するなど、G党から愛されてきた。新天地での歌声のお披露目については「待っててください」とニヤリ。楽天・内がギターの弾き語りを行っていることはリサーチ済みだ。「(内に)譲ります」と謙遜しつつ、コラボを提案されると「確かに、それができたら面白い」と“共演”を思い描いた。心機一転臨むプロ4年目。確固たる居場所を築き、東北を熱く盛り上げる。(宮内 孝太)
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